養老孟司「このご時世でお迎えもリモートになったのか」心筋梗塞で入院したICUの部屋で幻を見る[新書ベストセラー]
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- ヒトの壁
- 価格:858円(税込)
12月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ヒトの壁』が獲得した。
第2位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』。第3位は『人新世の「資本論」』となった。
1位の『ヒトの壁』は養老孟司さんの最新著作。450万部を突破した超ベストセラー『バカの壁』(新潮社)から続く「壁」シリーズの最新作。養老さんは今作で、ここ2年間の新型コロナウィルスの蔓延や五輪の問題、愛猫まるの死、そして死を意識した自身の心筋梗塞の経験を踏まえ、人生や生き方について論考を膨らませている。
養老さんは1年間で15キロも体重が落ち、2020年6月に心筋梗塞と診断されたという。即座にICUに入院させられ心臓カテーテルの検査を待っている間、その場所で《他界するのも悪くないなと感じるようになった》と当時の心境を振り返っている。ベッドのなかからモニターの中で動く地蔵菩薩のような幻覚を見て、《このご時世でお迎えもリモートになったのか》と冗談めかして書いてはいるものの、相当危険な状況であったことが伺える。そして身近な人が亡くなった経験や戦争や事故で「死」に近づいた過去を振り返りながら、「人生とはそういうものか」と自身の死生観が固まった経緯を考察している。
1位『ヒトの壁』養老孟司[著](新潮社)
病気はコロナだけじゃない。そして、死は誰にでも平等にやってくる。新型コロナウィルス禍と五輪、死の淵をのぞいた自身の心筋梗塞、愛猫まるの死――ヒトという生物であると実感し、2年間の体験からあらためて問い直す。人生そのものが、不要不急ではないか。それでも生きる価値はどこにあるのか。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論!「壁」シリーズ4年ぶり待望の最新刊。(新潮社ウェブサイトより)
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- 70歳が老化の分かれ道
- 価格:1,100円(税込)
2位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)
団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)
3位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!(集英社ウェブサイトより)
4位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)
5位「最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―」アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)
6位『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』池上彰[著]佐藤優[著](講談社)
7位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)
8位『世界のニュースを日本人は何も知らない3 - 大変革期にやりたい放題の海外事情 -』谷本真由美[著](ワニブックス)
9位『老人支配国家 日本の危機』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)
10位『無敵の読解力』池上彰[著]佐藤優[著](文藝春秋)
〈新書ランキング 12月21日トーハン調べ〉
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