作者急逝で未完の「ベルセルク」 最新41巻が発売 SNSには「続きは読みたいが……」の悲痛な声[コミックスベストセラー]

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 12月28日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『呪術廻戦 18』が獲得した。
 第2位は『東京卍リベンジャーズ(25)』。第3位は『終末のワルキューレ 13』となった。

 1位の『呪術廻戦 18』は発行部数6000万部を突破し、今年最も注目された少年マンガの最新刊。24日に公開がはじまった劇場版アニメ「劇場版 呪術廻戦 0」は本編の前日譚を描き、公開初週の3日間で興行収入27億円に迫る好スタートを果たしている(興行通信社調べ)。

 4位以下で注目は8位に初登場の『ベルセルク 41』。今年5月に惜しくも世を去ったマンガ家の三浦建太郎さんの代表作、約3年ぶりの最新刊。発売を記念しニューヨーク・タイムズ、ル・モンド、朝日新聞の3紙に広告が掲載された。これは発行元の白泉社が《今回最新刊の発売に際し、日本はもとより、連載開始以来、作品を愛し、物語続きを待ち望んでくれてる世界中のファンの想いにこたえ、また、感謝を伝えるべく》企画したもの。また三浦建太郎さんが原作&プロデュースの完全新作『ドゥルアンキ』も発売された。こちらも未完だが、設定資料やその後の展開を記したシナリオが掲載されている。作者の突然の訃報により途切れてしまった「ベルセルク」だが、41巻にも「最終巻」とは書かれていない。SNSでは三浦さんへの感謝とともに「続きが読みたいが三浦先生の筆でなければ」という声や、「プロットが残っているならアシスタントの方たちでも」とアンビバレントな感想が多数渦巻いている。

1位『呪術廻戦 18』芥見下々[著](集英社)

停学中の高専3年生・秤金次に「死滅回游」平定の協力を仰ぐ為、虎杖は秤が胴元の賭け試合に出場し直接交渉を試みる。伏黒も潜入し拠点へと向かうが、秤と行動を共にするもう一人の3年生の術式に阻害され!?(集英社ウェブサイトより)

2位『東京卍リベンジャーズ(25)』和久井健[著](講談社)

「新宿スワン」の和久井健、一世一代の最新作!! 今度は不良が、タイムリープ!? 最愛の人を救うため、ダメフリーター・花垣タケミチが中学時代に戻り、関東最凶不良集団の頂点を目指す!! 最新タイムリープ・サスペンス第25巻!! 10年前の高校時代にタイムリープしたタケミチ。 そこは、六破羅単代、梵(ブラフマン)、そして関東卍會。見知らぬ3チームが覇を争う“三天時代”になっていた!! マイキーを救うため、梵の首領・瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)と行動を共にすることになったタケミチ。謎に包まれた千咒の素顔とは? そして、タケミチに現代(みらい)の行方を決める決戦の時が迫る!!(講談社ウェブサイトより)

3位『終末のワルキューレ 13』アジチカ[作画]梅村真也[原作]フクイタクミ[構成](コアミックス)

4位『暁のヨナ 37』草凪みずほ[著](白泉社)

5位『かぐや様は告らせたい 24 ?天才たちの恋愛頭脳戦?』赤坂アカ[著](集英社)

6位『ゴールデンカムイ 28』野田サトル[著](集英社)

7位『ウマ娘 シンデレラグレイ 5』久住太陽[漫画]杉浦理史[脚本]伊藤隼之介[漫画企画構成]Cygames[原作](集英社)

8位『ベルセルク 41』三浦建太郎[著](白泉社)

9位『ONE PIECE 101』尾田栄一郎[著](集英社)

10位『ダイヤのA act2(29)』寺嶋裕二[著](講談社)

〈コミックスランキング 12月28日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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