『イワナ棲む山里奥只見物語』足立倫行文、秋月岩魚写真 レビュー 産経新聞 [レビュー] (写真) 『イワナ棲む山里』 著者 足立 倫行 [著]/秋月 岩魚 [著] 出版社 株式会社 世界文化社 ジャンル 芸術・生活/体育・スポーツ ISBN 9784418212224 発売日 2021/12/17 価格 1,650円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『イワナ棲む山里奥只見物語』足立倫行文、秋月岩魚写真 [レビュアー] 産経新聞社 写真が美しい。自然と人を文で活写する。新潟と福島の県境に位置する奥只見の銀山平。深山と渓流と湖と人々の暮らしの四季を追ったルポルタージュだ。 この雪深い秘境の川には、各地で姿を消した50センチ超の大イワナが今もいる。作家で釣り人の開高健と、地元民が取り組んだ保全活動の成果である。 この地にも首都圏の論理による開発の動きがあった。そうした経緯が関係者の肉声で語られつつ物語は進む。読者もいつしかその会話の輪の中に加わっている。山好きのためのビジュアル文庫「モン・ブックス」シリーズの一冊。(世界文化社・1650円) 2022年1月16日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 世界文化社 イワナ棲む山里 奥只見物語 足立倫行 秋月岩魚