「王様のブランチ」で話題 「このミス大賞」受賞作はVTuberを守る豪腕女性弁理士が主人公![文芸書ベストセラー]

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 1月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『蜘蛛ですが、なにか? 16』が獲得した。
 第2位は『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』。第3位は『李王家の縁談』となった。

 2位の『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』は第20回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。特許権をめぐる争いに立ち向かう凄腕の女性弁理士を描いたリーガルミステリ。VTuberの権利侵害を題材に、難解な特許制度を扱いながらもスリリングで爽快な物語となっている。1月15日に放送されたTBS系バラエティ番組「王様のブランチ」で取り上げられ大きな注目を浴びランクイン。

 4位以下で注目は5位にランクインした『月夜の森の梟』。作家の小池真理子さんが2020年になくなった夫の藤田宜永さんとの最後の日々と喪失を綴ったエッセイ集。朝日新聞連載時から大きな共感が集まっており、昨年11月に待望の単行本化。1月12日に小池さんがNHKラジオ「ラジオ深夜便」に出演し話題となりランクイン。藤田さんの自伝的小説『愛さずにはいられない』(新潮社)も昨年3月に文庫版で再販され、そちらも合わせて売れている。

1位『蜘蛛ですが、なにか? 16』馬場翁[著](KADOKAWA)

『女神を犠牲にして人類を救う』か『人類の半分を犠牲にして女神を救う』か。全人類に突如迫られた選択で、世界中大混乱! 魔王、神言教、黒龍、勇者、そして「私」は各々の信念をかけ、クライマックスバトルへ!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』南原詠[著](宝島社)

特許権侵害を警告された人気VTuberを救うべく、特許の専門家・弁理士の豪腕が炸裂する!魅力的な新ヒロイン登場!(宝島社ウェブサイトより)

3位『李王家の縁談』林真理子[著](文藝春秋)

いつの時代も、高貴な方々の結婚問題はむずかしい――梨本宮伊都子妃は、娘・方子女王の結婚相手探しに奔走していた。なかなか身分の釣り合う婿が見つからないのだ……。方子女王が皇太子妃になる道が潰えた今、方子がみじめな思いをしないように、一刻も早く、良縁を見つけてやらなければならない。聡明で率直、そして行動力に溢れた伊都子妃は、誰も思いつかなかった方法で、娘の方子女王を〈皇太子妃〉にする道を見つけ出すが……。そのために乗り越えなければならない課題は、伊都子妃の想像を越えるものだった。高貴なる人々が避けては通れない縁談を軸に繰り広げられる、ご成婚宮廷絵巻が幕を開けます。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

4位『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』遠藤和[著](小学館)

5位『月夜の森の梟』小池真理子[著](朝日新聞出版)

6位『夜が明ける』西加奈子[著](新潮社)

7位『捜査線上の夕映え』有栖川有栖[著](文藝春秋)

8位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)

9位『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』瀬戸内寂聴[著](宝島社)

10位『蜘蛛ですが、なにか? 16 短編小説小冊子付き特装版』馬場翁[著](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 1月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年1月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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