「ジョーズ」の恐ろしさはどこへ? 可愛いサメキャラクターが人気「おでかけ子ザメ」「サメにゃん」「サメーズ」[ノンフィクションベストセラー]

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 1月25日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『あんなに あんなに』が獲得した。
 第2位は『おでかけ子ザメ』。第3位は『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』となった。

 2位の『おでかけ子ザメ』はイラストレーターのペンギンボックスさんによる小さな子供のサメを主人公にした心温まる物語。愛らしい子ザメが街の人々と交流する姿を描き、投稿サイトpixivで人気となった。ネットでは以前から「サメ」を題材にしたキャラクターが人気。スウェーデン発の家具店イケアが販売する大型のサメのぬいぐるみ「BLAHAJ ブローハイ」が世界的な人気となり、サメとの生活をSNSにアップする人が急増。それとともにサメを擬人化したキャラクターも多数登場し、これまで恐ろしかったサメのイメージを逆手に取った可愛い姿で多くの人を魅了している。「おでかけ子ザメ」の他にも、イラストレーターぢゅのさんのサメのきぐるみを着たネコ「サメにゃん」、ホオジロザメと仲間たちの生活を描いたアリムラモハさんのサメーズなどが人気だ。

1位『あんなに あんなに』ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケによる、こどもと昔こどもだったすべての人に届けたい、家族に寄り添う優しい絵本。(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『おでかけ子ザメ』ペンギンボックス[作][著](KADOKAWA)

ちょっと懐かしい匂いのする八魚町で子ザメちゃんの小さな大冒険が始まる!夏の日のサイダーにチューチューアイス、ラジオ体操にお祭りの屋台、そしてお友達とのとっておきの場所。子ザメちゃんの目に映る世界はこんなにもキラキラ輝いている――!ちょっぴりレトロでちょっぴり切なく、そして最高に温かいショートコミック!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』樋口恵子[著](中央公論新社)

老年よ、大志とサイフを抱け!88歳のヒグチさんの日常は初めてづくしの大冒険。トイレ閉じ込め事件から介護、終活問題まで、人生100年時代を照らす「知恵とユーモア」がつまったエッセイ(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ ストーリーブック』(主婦と生活社)

5位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

6位『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』鈴木忠平[著](文藝春秋)

7位『絵本 すみっコぐらし いつでもとなりに』よこみぞゆり[絵と文](主婦と生活社)

8位『巨尻JKにるがめちゃん』三可九丸[著](KADOKAWA)

9位『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』山本健人[著](ダイヤモンド社)

10位『キミは、「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ』森瀬繁智[著](すばる舎)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 1月25日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年1月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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