「本屋大賞」過去の大賞作・関連作が文庫化で再注目 2020年『流浪の月』2017年『蜜蜂と遠雷』スピンオフがベストセラー

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 4月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『女のいない男たち』が獲得した。
 第2位は『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4』。第3位は『余命10年』となった。

 今月6日「2022年本屋大賞」が発表され、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)が受賞した。トーハンの週刊ベストセラー文芸書部門4月12日付けでは同作が1位となったが、文庫部門には過去の本屋大賞受賞作と関連作が登場している。

 今週4位の『流浪の月』は2020年本屋大賞を授賞した凪良ゆうさんの作品の文庫版。世間の価値観とは相容れない人々の葛藤と開放を描いた一冊。5月には広瀬すずさん、松坂桃李さん主演の実写映画の公開も予定されている。

 10位の『祝祭と予感』は2017年に大賞を受賞した恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)のスピンオフ短編集。本編では国際コンクールに集う若き天才ピアニストたちの苦悩や葛藤、熱い戦いや成長が描かれた。短編集では本編に登場した登場人物たちの過去や交流が描かれる。

1位『女のいない男たち』村上春樹[著](文藝春秋)

6人の男たちは何を失い、何を残されたのか?本書は村上春樹が「月刊文藝春秋」「MONKEY」などに発表した作品をまとめ、2014年に発表した短編集。累計100万部突破のベストセラー!舞台俳優・家福を苛みつづける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのか…(「ドライブ・マイ・カー」)。妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み、謎に追いかけられる(「木野」)。ほか、「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「女のいない男たち」など。封印されていた記憶の数々を解くには、今しかない――見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4』燦々SUN[著](KADOKAWA)

終業式の後、晴れて名前で呼び合う間柄となった政近とアーリャさん。気恥ずかしさから互いに煮え切らない態度で悶々とした時間を過ごす中、遂に待ちに待った統也主催による生徒会合宿がはじまった!豪華絢爛な別荘宅とプライベートビーチ、夏祭りに花火と輝ける青春を謳歌する生徒会メンバー達。リゾート地でのロマンチックなシチュエーションと非日常感に高揚したアーリャさんは挑発的な笑みを浮かべていて――。「それで?政近君は、どこにキスしてくれるのかしら?」悶絶しそうになるほど刺激的な駆け引きを仕掛けてきて!?ロシアンJKとの青春ラブコメ、ちょっぴり過激な夏休み編!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『余命10年』小坂流加[著](文芸社)

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。刊行後またたく間に10万部を突破し、SNSを中心にさらなる感動の輪を広げた涙より切ないラブストーリー。2022年春、小松菜奈さん坂口健太郎さんのW主演で満を持して映画公開決定!第6回静岡書店大賞映像化したい文庫部門大賞受賞作。(実行委主催静岡新聞社/共催静岡放送)(文芸社ウェブサイトより)

4位『流浪の月』凪良ゆう[著](東京創元社)

5位『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』三上延[著](KADOKAWA)

6位『三千円の使いかた』原田ひ香[著](中央公論新社)

7位『スイート・ホーム』原田マハ[著](ポプラ社)

8位『警視庁公安部・片野坂彰 群狼の海域』濱嘉之[著](文藝春秋)

9位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

10位『祝祭と予感』恩田陸[著](幻冬舎)

〈文庫ランキング 4月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年4月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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