『プーチンの戦争』ナザレンコ・アンドリー著

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プーチンの戦争

『プーチンの戦争』

著者
Nazarenko, Andrii, 1995-
出版社
ワック
ISBN
9784898319598
価格
1,650円(税込)

書籍情報:openBD

『プーチンの戦争』ナザレンコ・アンドリー著

[レビュアー] 産経新聞社

著者は日本に暮らすウクライナ人。ハルキウ市生まれの20代の政治・外交評論家だ。ロシアの侵攻が始まると、義勇兵を志願して大使館に出向くが、「情報戦の戦士となるべきだ」と諭され、執筆したのが本書である。

その筆鋒(ひっぽう)はプーチン大統領のみならず、「早く降伏すべきだ」と主張する日本の「平和主義者」にも向けられ、世界秩序を守るために小異を捨てて大同につくべきだと訴える。その上で、日本の危機管理のあり方に疑問を呈する。

こんな著者に対し、インターネット上で「ウヨライナ」と揶揄(やゆ)する声もあったという。何をかいわんやである。(ワック・1650円)

産経新聞
2022年5月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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