【気になる!】文庫『わたぶんぶん わたしの「料理沖縄物語」』与那原恵著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (グルメ/エッセー・随筆) 『わたぶんぶん わたしの「料理沖縄物語」』 著者 与那原 恵 [著] 出版社 講談社 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784065276488 発売日 2022/04/15 価格 682円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】文庫『わたぶんぶん わたしの「料理沖縄物語」』与那原恵著 [レビュアー] 産経新聞社 「わたぶんぶん」は、沖縄の言葉で「おなかいっぱい」。本書は、沖縄にルーツを持つノンフィクション作家が、食にまつわる思い出をつづったエッセー集だ。沖縄本土復帰50周年に合わせて文庫化された。 長い時間をかけて落花生をすりつぶして作る「じーまみ豆腐」。豚の三枚肉をコトコトと炭火で煮込んだ「らふてぇ」。炒め物の味を決めるのは、豚の脂身を大量に鉄鍋でとろとろ煮詰めた「あんだぁ」。 手間のかかった料理は、どれも作り手との思い出につながっている。穏やかな時間の流れを感じる。(講談社文庫・682円) 2022年5月15日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 与那原恵 講談社 わたぶんぶん わたしの「料理沖縄物語」