[フジ史上初]「元彼の遺言状」に続く月9ドラマは公取委の奮闘を描く「競争の番人」 2期連続で新川帆立が原作を担当[文芸書ベストセラー]

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 5月24日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『マスカレード・ゲーム』が獲得した。
 第2位は「同志少女よ、敵を撃て』。第3位は『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 4」となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『競争の番人』。デビュー作『元彼の遺言状』(宝島社)が綾瀬はるかさん、大泉洋さん主演でテレビドラマ化され話題の新川帆立さんの最新作。今作は公正取引委員会が舞台。自由で公正な競争を守る公取委のデコボココンビがウェディング業界に巣くう談合の調査に奔走する。市場を支配する巨悪との戦いをスリリングにコミカルに描いたエンタメミステリとなっている。

 2022年4月よりフジテレビの月9枠でドラマ化された『元彼の遺言状』に続き、今作も同じ月9でこの7月よりドラマ化が決定している。主演は坂口健太郎さんと杏さん。フジテレビによると同じ作者の作品を原作としたドラマを2クール連続で放送するのはフジテレビでは過去に例がないという。公取委を舞台とするドラマも史上初。異例づくしのドラマとなりそうだ。

1位『マスカレード・ゲーム』東野圭吾[著](集英社)

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。累計490万部突破シリーズ、総決算!(集英社ウェブサイトより)

2位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした”真の敵”とは?(早川書房ウェブサイトより)

3位「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 4」明鏡シスイ[著](ホビージャパン)

《レベル9999》最強無双チームによる《ライトの妹》『ユメ』奪回作戦、発動!!(ホビージャパンウェブサイトより)

4位『異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~三』イスラーフィール[著](TOブックス)

5位『ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。 1  ~魔導書の力で祖国を叩き潰します~』はぐれメタボ[著](ホビージャパン)

6位『マイクロスパイ・アンサンブル』伊坂幸太郎[著](幻冬舎)

7位『神の庭付き楠木邸2』えんじゅ[著](KADOKAWA)

8位『もう一度、歩きだすために 大人の流儀11』伊集院静[著](講談社)

9位『くるまの娘』宇佐見りん[著](河出書房新社)

10位『競争の番人』新川帆立[著](講談社)

〈文芸書ランキング 5月24日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年5月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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