永尾まりや演じるオリジナルムービーも話題 町田そのこ新作『宙ごはん』がベストセラー[文芸書ベストセラー]

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 6月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『子宝船 きたきた捕物帖(二)』が獲得した。
 第2位は『マスカレード・ゲーム』。第3位は『同志少女よ、敵を撃て』となった。

 1位から3位は先週と変わらず。4位以下で注目は5位に初登場の『宙ごはん』。2021年本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)で知られる町田そのこさんの最新長編。複雑な事情を抱えた「家族」が食を通じて成長し救われる物語。発売翌日の5月28日、TBS系バラエティ番組「王様のブランチ」に町田さんが出演し話題となった。また小学館の特設サイトでは元AKB48でタレントの永尾まりやさんが主人公のひとりである川瀬花野を演じたオリジナルムービーが公開されており、そちらもSNSで大きな注目を集めている。

1位『子宝船 きたきた捕物帖(二)』宮部みゆき[著](PHP研究所)

江戸は深川、二人の「きたさん」が、事件を通して成長していく物語。2年ぶりとなる今作には、新たなエピソード3話を収録!(PHP研究所ウェブサイトより)

2位『マスカレード・ゲーム』東野圭吾[著](集英社)

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。累計490万部突破シリーズ、総決算!(集英社ウェブサイトより)

3位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした”真の敵”とは?(早川書房ウェブサイトより)

4位『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 10』三嶋与夢[著](マイクロマガジン)

5位『宙ごはん』町田そのこ[著](小学館)

6位『魔法使いで引きこもり?12 ~モフモフと楽しむ夏休みの南国観光~』小鳥屋エム[著](KADOKAWA)

7位『転移先は薬師が少ない世界でした7』饕餮[著](星雲社)

8位『死神と天使の円舞曲』知念実希人[著](光文社)

9位『のんべんだらりな転生者~貧乏農家を満喫す~ 5』咲く桜[著](双葉社)

10位『異世界転生令嬢、出奔する』猫野美羽[著](星雲社)

〈文芸書ランキング 6月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年6月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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