料理研究家・土井善晴がたどり着いた「一汁一菜でよいという提案」その道程を振り返った一冊がベストセラー
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- 一汁一菜でよいと至るまで
- 価格:902円(税込)
6月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『80歳の壁』が獲得した。
第2位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』。第3位は『プーチンの野望』となった。
4位以下で注目は8位にランクインした『一汁一菜でよいと至るまで』。料理研究家の土井善晴さんの著書。土井さんは2016年に著した『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社、文庫は新潮文庫)で日常の食事はご飯と具だくさんの味噌汁で充分と説き、大きな話題となった。土井さんの言う一汁一菜とはメニューそのものではなく、システムや思想・美学・生き方であるという。家庭での食事は気負う必要はなく、生活に余裕をもたせ、新たな暮らしを楽しむための基本となる簡素な食事が一汁一菜だと説く。テレビ朝日の「おかずのクッキング」やNHK「きょうの料理」で家庭の主婦に「人を幸せにする料理」を教えてきた土井さん。一方でフランス料理や日本料理の現場でプロの技を磨き、レストラン開発も行ってきた。そんな土井さんが「一汁一菜」という考え方に至るまでの軌跡を綴ったのが『一汁一菜でよいと至るまで』だ。土井さんは料理研究家の子どもとして生まれ、自身も料理研究家となり重ねてきた経験と時々の想いが「これからの持続可能な食事のあるべき姿を考える基礎になった」と綴り、「一汁一菜でよいという提案」が飽食・美食の時代の次のあらたな家庭料理の基準になると説いている。
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- 80歳の壁
- 価格:990円(税込)
1位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)
2位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)
団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)
3位『プーチンの野望』佐藤優[著](潮出版社)
緊急出版!!独裁者・プーチンを徹底解明!その内在的論理を理解しなければ、ウクライナ侵攻を理解することはできない。外務官僚時代、大統領となる前の若き日のプーチンにも出会った著者だからこそ論及できるプーチンの行動と思想。(潮出版社ウェブサイトより)
4位『知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点』池上彰[著](KADOKAWA)
5位『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』和田秀樹[著](マガジンハウス)
6位『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』黒川祐次[著](中央公論新社)
7位『老いの品格 品よく、賢く、おもしろく』和田秀樹[著](PHP研究所)
8位『一汁一菜でよいと至るまで』土井善晴[著](新潮社)
9位『人生は70代で決まる』綾小路きみまろ[著](幻冬舎)
10位『SDGsの大嘘』池田清彦[著](宝島社)
〈新書ランキング 6月14日トーハン調べ〉
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