「自分のためのマンガは自分しか描いてくれない」マンガ大賞に輝いた「チ。―地球の運動について―」作者が受賞式で語ったこと[コミックスベストセラー]

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 7月5日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『東京卍リベンジャーズ(28)』が獲得した。
 第2位は『薬屋のひとりごと 10』。第3位は『キングダム 65』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『チ。―地球の運動について― 8』。「天動説」が信じられていた中世のヨーロッパを舞台に「地動説」に魅入られた人々を描いた作品。4月に連載が終了しており、第8集で完結となる。同作は4月25日に発表された第26回手塚治虫文化賞で年間のベスト作品であるマンガ大賞を受賞。作者の魚豊さんは贈呈式に出席し、壇上で受賞の喜びや今後の抱負をスピーチ。魚豊さんは自分のマンガは《僕にとって必要。僕のマンガが僕に勇気を出させたり挑戦させたり冒険させたりするという要素がある》《自分のマンガは自分しか描いてくれない》とマンガを描く基となる初期衝動について語った。贈呈式の模様はYouTubeでも見ることができる。

1位『東京卍リベンジャーズ(28)』和久井健[著](講談社)

最新タイムリープ・サスペンス第28巻!! 三天戦争の傷が癒えたタケミチは、かつての仲間達とともに新チームを結成し、マイキーへのリベンジを期す!“二代目 東京卍會”vs.“関東卍會”。タケミチ最後の大勝負。二つの“トーマン”による、一大決戦が始まる!!(講談社ウェブサイトより)

2位『薬屋のひとりごと 10』日向夏[原作]ねこクラゲ[作画]七緒一綺[構成]しのとうこ[キャラクター原案](スクウェア・エニックス)

異国から来た女性の特使をもてなす宴で、猫猫はとある秘策で桃園の十六夜の下に美しい月精を登場させます。そして特使達が帰った後は、商隊により後宮に香油が持ち込まれた背景が気になり始めて…。猫猫がこれまでの事件の背景に推理を巡らせ、新たな謎を解く第10巻!!(スクウェア・エニックスウェブサイトより)

3位『キングダム 65』原泰久[著](集英社)

秦連合軍、決戦の地へ!紀元前233年趙国北部攻略戦趙総大将・扈輒を討ち、武城・平陽を射程にとらえた秦軍。しかし趙は、復帰した李牧の策で、秦の進攻に待ったをかける。それを受け、秦軍総大将・王翦、秦軍総司令・昌平君は相次いで新たな“決戦の地”を指示。趙の歴史に終止符を打つべく、秦軍が目指すのは…!?(集英社ウェブサイトより)

4位『チ。―地球の運動について― 8』魚豊[作画](小学館)

5位『終末のワルキューレ Record of Ragnarok 15』アジチカ[作画]梅村真也[原作]フクイタクミ[構成](コアミックス)

6位『BLUE GIANT EXPLORER 6』石塚真一[著]NUMBER8[著](小学館)

7位『SPY×FAMILY 9』遠藤達哉[著](集英社)

8位『SPY×FAMILY 4』遠藤達哉[著](集英社)

9位『SPY×FAMILY 1』遠藤達哉[著](集英社)

10位『SPY×FAMILY 5』遠藤達哉[著](集英社)

〈コミックスランキング 7月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年7月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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