櫻井よしこ氏が連載コラムで怒り「これが日本か」 安倍晋三氏の「遺著」となった対談集に注目集まる[ノンフィクションベストセラー]

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 7月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『禁断の中国史』が獲得した。
 第2位は『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』。第3位は『20代で得た知見』となった。

 4位以下で注目は9位に初登場の『安倍晋三 時代に挑む!』。6月8日に発売された安倍晋三氏の対談集。櫻井よしこさん、百田尚樹さん、弘兼憲史さん、ケント・ギルバートさんら識者7人との対話が収められた一冊。7月8日安倍氏が凶弾に倒れたことで奇しくも遺著、最後のメッセージ集となってしまい注目を浴びている。

 対談相手の一人であるジャーナリストの櫻井よしこさんは週刊新潮2022年7月21日号の連載コラム「日本ルネッサンス」で亡くなった安倍氏への想いを5ページに渡り綴っている。櫻井さんは冒頭で《安倍晋三元首相が暗殺された。暗殺犯よ、なぜ殺したのだ。現場にいた警護のプロフェッショナル達よ、なぜ一発目の襲撃で止められなかったのか。なぜ二発目を許したのか。》と怒りと無念さをあらわす。一発目が外れ、二発目が発射されたあとに動き出した周囲の様子を《これが日本か。その姿は日本国憲法前文と9条に重なる。》と迫りくる脅威に対して無防備な日本の姿と重ね合わせ、安倍氏の悲願でもあった憲法改正の必要性を説いている。

1位『禁断の中国史』百田尚樹[著](飛鳥新社)

ベストセラー作家・百田尚樹、初のR15指定本! 中国4000年のタブーを全て暴く!(飛鳥新社ウェブサイトより)

2位『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』水野敬也[著](文響社)

シリーズ累計460万部最新刊!えっ!?自分、「夢」がないやて?ほな「夢の見つけ方」教えたろか。平凡な会社員を「宇宙一の偉人に育てる」と宣言したガネーシャ。しかし、彼には「夢」がなかった――。新キャラ・バクとガネーシャの父・シヴァ神も登場する、「夢とは何か?」「夢は本当に必要なのか?」を解き明かす、夢ゾウシリーズの原点「0(ゼロ)」ついに登場!(文響社ウェブサイトより)

3位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『にゃんこ四字熟語辞典』西川清史[著](飛鳥新社)

5位『憲法改正完全版 (月刊Hanadaセレクション)』(飛鳥新社)

6位『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』多良美智子[著](すばる舎)

7位『パリン グリン ドーン(特典付き)』劇団ひとり[著]中居正広[著]古市憲寿[著](マガジンハウス)

8位『熔ける 再び そして会社も失った』井川意高[著](幻冬舎)

9位『安倍晋三 時代に挑む!』安倍晋三[編著]櫻井よしこ ほか[述](ワック)

10位『わが子ちゃん1』峰なゆか[著](扶桑社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 7月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年7月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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