10冊中5冊が和田秀樹氏! 高齢者向け新書が爆発的ヒット[新書ランキング]

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 7月20日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『80歳の壁』が獲得した。
 第2位は『第三次世界大戦はもう始まっている』。第3位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』となった。

 今週は精神科医の和田秀樹さんの著書が新書部門10冊中5冊を占める快挙を果たした。人生の後半戦に向けた健康法と生き方指南書が高齢者から大きな支持を得ている。1位、3位、4位、6位の既刊に加え、8位には6月に発表された『80歳の超え方』がランクイン。「黄金の80代」を迎えるために70代からできることを解説しており、認知予防や検診の受け方など、充実した後半戦を過ごすための具体的なアドバイスが満載だ。トーハンのベストセラーランキング新書部門では、これまで同一著者の作品が5作ランクインすることは無く(編集部調べ)、まさしく快挙と言えよう。

1位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『第三次世界大戦はもう始まっている』エマニュエル・トッド[著]大野舞[訳](文藝春秋)

ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

4位『老いの品格 品よく、賢く、おもしろく』和田秀樹[著](PHP研究所)

5位『知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点』池上彰[著](KADOKAWA)

6位『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』和田秀樹[著](マガジンハウス)

7位『22世紀の民主主義』成田悠輔[著](SBクリエイティブ)

8位『80歳の超え方』和田秀樹[著](廣済堂出版)

9位『プーチンの野望』佐藤優[著](潮出版社)

10位『増補版 弘兼流 60歳からの手ぶら人生』弘兼憲史[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 7月20日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年7月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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