『空をこえて七星のかなた』加納朋子著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (日本の小説・詩集) 『空をこえて七星(ななせ)のかなた』 著者 加納 朋子 [著] 出版社 集英社 ジャンル 文学/日本文学、小説・物語 ISBN 9784087717976 発売日 2022/05/26 価格 1,760円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『空をこえて七星のかなた』加納朋子著 [レビュアー] 産経新聞社 星を愛し、宇宙に憧れる人たちの人生の岐路を描いた、心温まる連作ミステリーだ。7つの短編が収録されている。 父の提案で石垣島へ旅行をすることになった少女。いつも一緒だった母親の姿が今年はない。父娘2人旅の様子を描いた「南の十字に会いに行く」。 同級生の男の子によって右目に傷を負わされた少女。その秘密が明かされる「星は、すばる」。 日常に潜む謎を得意とする著者らしく、各編の最後は意外な展開になる。最終話で全ての物語と人間関係がつながり、謎が解けていく。読後感はさわやか。(集英社・1760円) 2022年7月24日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 集英社 産経新聞社 加納朋子 空をこえて七星のかなた