ヤフー×本屋大賞「2022年ノンフィクション本大賞」のノミネート作品が発表

文学賞・賞

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 26日に、全国の書店員が「今いちばん売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」と、インターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」が連携して始まった「2022年 Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」(以下、ノンフィクション本大賞)のノミネート作品が発表された。

 2021年7月1日から2022年6月30日の1年間に、日本語で出版されているノンフィクション作品の中から書店員による一次投票を経て、以下の6作品が選出された。

■ノミネート作品
『朝日新聞政治部』鮫島浩[著]講談社
『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』鈴木忠平[著]文藝春秋
『さよなら、野口健』小林元喜[著]集英社インターナショナル
『ソ連兵へ差し出された娘たち』平井美帆[著]集英社
『妻はサバイバー』永田豊隆[著]朝日新聞出版
『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』川内有緒[著]集英社インターナショナル

 大賞作品は、本屋大賞実行委員会の審査・選考を経て、11月上旬に発表する予定。大賞作品の作者には副賞として100万円の取材支援費が提供される。

 ノンフィクション本大賞は、全国の書店員がお客様に勧めたい本を投票して大賞を決定する「本屋大賞」とヤフー株式会社が運営するニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」がタッグを組み、2018年に創設された賞。より多くの読者に良質なノンフィクション作品の魅力を伝え、世界で起きている事象についての思考を深めていただくことを目的にしている。また、「Yahoo!ニュース」では、執筆や出版に労力がかかるノンフィクション本を応援し、受賞者をはじめとする優良な書き手や出版社、書店とのつながりを深め、その活動を支援していくことを目指している。

 昨年は、沖縄の少女たちの調査と支援を続ける琉球大学教授の上間陽子さんが、沖縄で生きることの絶望と苦しみを綴った『海をあげる』(筑摩書房)が受賞している。

Book Bang編集部
2022年7月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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