「衝撃ハンパない!」書評家も驚いた「今夜、世界からこの恋が消えても」原作本がベストセラー[文庫ベストセラー]

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 8月9日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)』が獲得した。
 第2位は『希望の糸』。第3位は『風と行く者―守り人外伝―』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『今夜、世界からこの恋が消えても』。交通事故の後遺症で眠ると一日の記憶を失ってしまう前向性健忘になってしまった女子高生と、彼女に「嘘の告白」をしてしまった同級生の恋愛ストーリー。7月29日になにわ男子の道枝駿佑さんと福本莉子さん主演の実写映画版が公開され、文庫版にも注目が集まっている。

 書評家の大矢博子さんは同作の途中で訪れるある展開で戸惑うも《何が起きたかわかったときの「あああああっ!」という思いときたらもうね!》《なんともピュアで衛生感(清潔感ではない←原作参照のこと)のあるふたりにキュン死しそうになってたところに、まったく予想外の方向からぶん殴られるから衝撃ハンパないのよ》と紹介し、同作を「恋愛とミステリの融合」と解説している。

1位『御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

『御鑓拝借』から始まった物語が見事ここに完結!(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

2位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。(講談社ウェブサイトより)

3位『風と行く者―守り人外伝―』上橋菜穂子[著](新潮社)

つれあいの薬草師タンダと草市を訪れた女用心棒バルサは、二十年前、共に旅した旅芸人サダン・タラムの一行と偶然再会する。魂の風をはらむシャタ〈流水琴〉を奏で、異界〈森の王の谷間〉への道を開くサダン・タラムの若い女頭エオナは、何者かに狙われていた。再び護衛を頼まれたバルサは、養父ジグロの娘かもしれないと気づいたエオナを守るため、父への回顧を胸にロタ王国へと旅立つが。(新潮社ウェブサイトより)

4位『薬屋のひとりごと12』日向夏[著](主婦の友インフォス)

5位『今夜、世界からこの恋が消えても』一条岬[著](KADOKAWA)

6位『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 4.5 Summer Stories』燦々SUN[著](KADOKAWA)

7位『珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート』岡崎琢磨[著](宝島社)

8位『わたしの幸せな結婚 六』顎木あくみ[著](KADOKAWA)

9位『イマジン?』有川ひろ[著](幻冬舎)

10位『精霊幻想記 22.純白の方程式』北山結莉[著](ホビージャパン)

〈文庫ランキング 8月9日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年8月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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