1280万部突破の大河ファンタジー「十二国記」 初のガイドブックも10万部突破[文芸書ベストセラー]

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 8月30日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『その本は』が獲得した。
 第2位は『「十二国記」30周年記念ガイドブック』。第3位は『月が導く異世界道中 18』となった。

 2位に初登場の『「十二国記」30周年記念ガイドブック』は小野不由美さんによる大河ファンタジーシリーズ「十二国記」初のガイドブック。1991年刊行の『魔性の子』から始まった「十二国記」シリーズは最新作『白銀の墟 玄の月』(新潮社)4冊を含め、「完全版」全10点15冊で累計1280万部を超える超大作。小野さんのロングインタビュー、作品世界を振り返り30年史を辿る企画他、過去にCDブックの付属ブックレットにのみ収録され入手困難となっていた幻の短編の収録や萩尾望都さん、羽海野チカさんら豪華9名による描き下ろしイラストも掲載されている。ガイドブックの累計発行部数は10万部を突破している。

 また9月15日には同作のイラストを担当する山田章博さんによる「十二国記」画集の第二集『青陽の曲』(新潮社)も発売予定だ。それにあわせ東京、岡山、京都で原画展も開催される。

1位『その本は』又吉直樹[著]ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

泣けて笑えて胸を打たれて、ラストはさすがのオチに大笑い!又吉直樹とヨシタケシンスケによる抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『「十二国記」30周年記念ガイドブック』新潮社[編](新潮社)

1991年に誕生した大人気シリーズ「十二国記」を様々な視点から辿る、初のガイドブック。30周年を祝したアートギャラリーでは、萩尾望都・藤崎竜・芥見下々・羽海野チカ・清原紘・いとうのいぢ・遠田志帆・THORES柴本・千景の超豪華9名による描き下ろしイラストを掲載。巻末には“幻の短編”「漂舶 十二国記外伝」を特別収録。(新潮社ウェブサイトより)

3位『月が導く異世界道中 18』あずみ圭[著](アルファポリス)

大商人レンブラントが推進する辺境都市ツィーゲ独立計画に巻き込まれた真。彼は、この計画に手を貸すローレル連邦の重鎮彩律から、防衛戦に長けた強力な傭兵団『ピクニックローズガーデン』の話を聞かされる。ツィーゲ防衛の核とするために、この楽しげな名前の傭兵団の協力を仰ぐべく、真達クズノハ商会一行はローレル第二の都市カンナオイへと向かう。しかし、この世界にやって来た日本人を祖先とする『賢人』を特別視するローレルの人々が真を放っておくはずもなく……。(アルファポリスウェブサイトより)

4位『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子[著](講談社)

5位『八男って、それはないでしょう! 26』Y.A[著](KADOKAWA)

6位『#真相をお話しします』結城真一郎[著](新潮社)

7位『汝、星のごとく』凪良ゆう[著](講談社)

8位『お気楽領主の楽しい領地防衛 3 ~生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に~』赤池宗[著](オーバーラップ)

9位『夜に星を放つ』窪美澄[著](文藝春秋)

10位『とあるおっさんのVRMMO活動記 26』椎名ほわほわ[著](アルファポリス)

〈文芸書ランキング 8月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年9月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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