新海誠最新作 11月公開の「すずめの戸締まり」原作小説が一足先に発売[文庫ベストセラー]

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 8月30日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『落日』が獲得した。
 第2位は『小説 すずめの戸締まり』。第3位は『希望の糸』となった。

 2位に初登場の『小説 すずめの戸締まり』は映画監督・新海誠さんの最新映画「すずめの戸締まり」の原作小説。「君の名は。」や「天気の子」など世界的に評価の高い新海誠さんの最新作はある少女の冒険物語。少女・鈴芽は大学生の草太と出会い、日本各地の廃墟にたたずむ「扉」を閉める「戸締まり」の旅に出かける。新海監督は「君の名は。」「天気の子」でも映画制作と同時に小説の執筆を行っており、小説版では映画では明かされない登場人物の心の内や物語の詳細な設定が描かれ、新海映画を楽しむためには小説版は必読ともいえる。映画は11月11日公開予定。

1位『落日』湊かなえ[著](角川春樹事務所)

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。(角川春樹事務所ウェブサイトより)

2位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。(講談社ウェブサイトより)

4位『あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇』高田郁[著](角川春樹事務所)

5位『探偵はもう、死んでいる。7』二語十[著](KADOKAWA)

6位『鬼の花嫁 新婚編一~新たな出会い~』クレハ[著](スターツ出版)

7位『今夜、世界からこの恋が消えても』一条岬[著](KADOKAWA)

8位『魔眼の匣の殺人』今村昌弘[著](東京創元社)

9位『アキラとあきら 上』池井戸潤[著](集英社)

10位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

〈文庫ランキング 8月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年9月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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