ベストセラー1位に鈴木エイト氏『自民党の統一教会汚染』 教団を追うきっかけを綴る[ノンフィクションベストセラー]

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 10月4日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』が獲得した。
 第2位は『禁断の中国史』。第3位は『にゃんこ四字熟語辞典』となった。

 今週1位の『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』は先週初登場2位から順位をあげた。20年にわたり統一教会問題を追い続けてきたジャーナリストの鈴木エイト氏が、安倍晋三元首相が殺害されるまでに至る教団と自民党の関係に迫った一冊だ。同書は鈴木氏が昨年クローズしたウェブメディア、ハーバービジネスオンラインで連載していた「政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係」を軸にまとめた一冊。鈴木氏は同書のまえがきで、2002年統一教会が正体と目的を隠した偽装伝道の現場に遭遇したことから団体の活動を追うようになったと告白。その後は勧誘被害者を開放する活動を続け、後にジャーナリストとして調査報道に携わるようになる。2011年には教団から「要注意人物」として顔写真入りの張り紙が教団系施設に貼られ、“指名手配”されるようになったと自身の活動の経緯を綴っている。

1位『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』鈴木エイト[著](小学館)

安倍元首相と教団、本当の関係。メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!(小学館ウェブサイトより)

2位『禁断の中国史』百田尚樹[著](飛鳥新社)

ベストセラー作家・百田尚樹、初のR15指定本! 中国4000年のタブーを全て暴く!(飛鳥新社ウェブサイトより)

3位『にゃんこ四字熟語辞典』西川清史[著](飛鳥新社)

かまいたち山内さんも絶賛!! にゃんこを見てほっこりするうちに賢くなれる写真集! 世界中から集めた激カワにゃんこ写真に 四字熟語でツッコミを入れてみました!(飛鳥新社ウェブサイトより)

4位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

5位『ありがとう そして サヨナラ 安倍晋三元総理 (月刊Hanadaセレクション)』(飛鳥新社)

6位『まめきちまめこニートの日常 こまちとタビ2』まめきちまめこ[著](KADOKAWA)

7位『まめきちまめこニートの日常 こまちとタビ3』まめきちまめこ[著](KADOKAWA)

8位『日中友好侵略史』門田隆将[著](産経新聞出版)

9位『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』樋口恵子[著](中央公論新社)

10位『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』多良美智子[著](すばる舎)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 10月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年10月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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