『出雲・吉備・伊予』吉村武彦・川尻秋生・松木武彦編

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シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予

『シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予』

著者
吉村 武彦 [編集]/川尻 秋生 [編集]/松木 武彦 [編集]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
歴史・地理/日本歴史
ISBN
9784047036987
発売日
2022/08/29
価格
2,530円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『出雲・吉備・伊予』吉村武彦・川尻秋生・松木武彦編

[レビュアー] 産経新聞社

シリーズ「地域の古代日本」の一冊。大陸への窓口だった九州と、日本列島の中心となる近畿を媒介する役割を果たし、古代から人や文物、情報が往来した中国・四国地方の歴史を描く。

瀬戸内、日本海、太平洋の沿岸を走る東西3ルートに加え、瀬戸内と日本海、太平洋をつなぐ南北ルートなど、交通や交流が生み出す歴史に注目しているところが興味深い。岡山の弥生墳丘墓と出雲の関係、出雲と新羅や渤海(ぼっかい)との交流、製鉄技術が果たした役割など古代史を多面的に追っている。

同シリーズには『東アジアと日本』『東国と信越』などもある。(角川選書・2530円)

産経新聞
2022年11月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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