『人類史にかがやく古代都市はなぜ消滅したのか』アナリー・ニューイッツ著、森夏樹訳

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人類史にかがやく古代都市はなぜ消滅したのか

『人類史にかがやく古代都市はなぜ消滅したのか』

著者
アナリー・ニューイッツ [著]/森夏樹 [訳]
出版社
青土社
ジャンル
歴史・地理/歴史総記
ISBN
9784791775019
発売日
2022/09/24
価格
3,080円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『人類史にかがやく古代都市はなぜ消滅したのか』アナリー・ニューイッツ著、森夏樹訳

[レビュアー] 産経新聞社

人類は古代からおいしいものや仕事、娯楽、チャンスを求めて都市に集まった。本書はジャーナリストの著者が4つの古代都市に焦点を当て、都市が衰退する理由に迫った読み物。紀元1世紀に噴火で埋もれたポンペイ(イタリア)は日本でも有名だが、他の3都市の構造はあまり知られていない。

9000年前の都市チャタルヒュユク(トルコ)の密集した住居。1100年前の100万都市アンコール(カンボジア)の充実した水インフラ。北米の先住民が10世紀から築いたカホキア(アメリカ)の巨大な「土のピラミッド」や広場、郊外の農場。その繁栄ぶりが興味をそそる。(青土社・3080円)

産経新聞
2022年11月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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