「新宿鮫」シリーズ3年ぶりの新刊『黒石 新宿鮫12』発売 前作『暗約領域』は文庫化でベストセラー

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 11月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『小説 すずめの戸締まり』が獲得した。
 第2位は『母性』。第3位は『三河雑兵心得 10 馬廻役仁義』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『暗約領域 新宿鮫11』大沢在昌さんの人気警察小説シリーズ「新宿鮫」の第11作。2019年に単行本で発売され、シリーズの最新作『黒石 新宿鮫12』(光文社)の発売にあわせ文庫化された。「暗約領域」は物語が大きな転機を迎えた第10作『絆回廊』から約8年ぶりの新作で大沢さん自身が《鮫島の再生の物語》《『暗約領域』は「新・新宿鮫」への、まさに繋ぎの作品となったと思う》と語るシリーズでも重要な一冊だ。

1位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

2位『母性』湊かなえ[著](新潮社)

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。(新潮社ウェブサイトより)

3位『三河雑兵心得 10 馬廻役仁義』井原忠政[著](双葉社)

大敗した真田との戦で殿軍(しんがり)を務め、単騎で敵に突っ込み、戦場に消えた茂兵衛。「茂兵衛、討死」の報せは徳川に衝撃を与え、朋輩たちは涙に暮れる。だが、ところがどっこい、茂兵衛は生きていた! 戸石城の土牢に囚われながら、じっと救出の時を待つ。一方、家康と秀吉の駆け引きは変わらず続いていた。しきりに秋波を送る秀吉を家康はのらりくらりと躱すばかり。そんな中、徳川の屋台骨を揺るがす大事件が出来する。戦国足軽出世物語、堅忍不抜の第10弾!(双葉社ウェブサイトより)

4位『ある男』平野啓一郎[著](文藝春秋)

5位『十字架のカルテ』知念実希人[著](文藝春秋)

6位『浅草鬼嫁日記 十一 あやかし夫婦は未来のために。(下)』友麻碧[著](KADOKAWA)

7位『水無月家の許嫁2 輝夜姫の恋煩い』友麻碧[著](講談社)

8位『暗約領域 新宿鮫11』大沢在昌[著](光文社)

9位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

10位『アストレア・レコード2 正義失墜 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)

〈文庫ランキング 11月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年11月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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