「まさに血湧き肉躍る興奮」「ストロベリーナイト」の誉田哲也 17年ぶり続編が文庫でベストセラー

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 12月13日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『いちねんかん』が獲得した。
 第2位は『小説 すずめの戸締まり』。第3位は『月の満ち欠け』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『妖の掟』。誉田哲也さんのデビュー作『妖の華』(文藝春秋)の続編。誉田哲也さんといえば、『ストロベリーナイト』(光文社)の姫川玲子シリーズやジウシリーズなどの警察小説、『武士道エイティーン』などの青春小説の書き手として知られるが、デビュー作『妖の華』は2002年にムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞した伝奇小説。同作は不老不死の吸血鬼「闇神(やがみ)」の美女・紅鈴の活躍を描いた作品。今作は前作から17年ぶりの待望の続編で『妖の華』の三年前の事件を描く。文芸評論家の末國善己さんは今作について《全編がエロスとバイオレンスといっても過言ではなく、中盤からは闇神、ヤクザ、警察が入り乱れる闘争に、古くから闇神を狩る一族も参戦してくるので、まさに血湧き肉躍る興奮が味わえる》と紹介。《永遠に命を保つことも可能な闇神と、簡単に死んでしまう人間を対比することで、生と死の意味を突き付けるテーマも深く印象に残る》と評している。

1位『いちねんかん』畠中恵[著](新潮社)

江戸の大店長崎屋の主夫妻が旅に出かけ、父から店を託された若だんなは大張り切り。しかし、盗人に狙われたり、奉公人となった妖が騒ぎを起こしたり、相変わらずのてんやわんや。おまけに江戸に疫病が大流行!長崎屋に疫病神と疫鬼が押しかけてくるし、若だんなは無事に長崎屋と皆を守れるの~?波乱万丈なシリーズ最新刊。(新潮社ウェブサイトより)

2位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

3位『月の満ち欠け』佐藤正午[作](岩波書店)

あたしは,月のように死んで,生まれ変わる――この七歳の娘が,いまは亡き我が子?いまは亡き妻?いまは亡き恋人?そうでないなら,はたしてこの子は何者なのか?三人の男と一人の女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく,この数奇なる愛の軌跡.プロフェッショナルの仕事であると選考委員たちを唸らせた第一五七回直木賞受賞作,待望の文庫化.(特別寄稿:伊坂幸太郎)(岩波書店ウェブサイトより)

4位『母性』湊かなえ[著](新潮社)

5位『隠密 鑑定秘禄 二 恩讐』上田秀人[著](徳間書店)

6位『妖の掟』誉田哲也[著](文藝春秋)

7位『青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない』鴨志田一[著](KADOKAWA)

8位『姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉』井原忠政[著](小学館)

9位『白い闇の獣』伊岡瞬[著](文藝春秋)

10位『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん5』燦々SUN[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 12月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年12月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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