「橋下さん訴えないでください!」百田尚樹が橋下徹に感じた「違和感」の真実に迫った一冊が初登場1位[ノンフィクションベストセラー]

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 12月20日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『橋下徹の研究』が獲得した。
 第2位は『三流シェフ』。第3位は『日々臆測』となった。

 1位に初登場の『橋下徹の研究』は百田尚樹さんの新著。百田さんが弁護士でタレントの元大阪府知事・橋下徹さんに対して感じていた「違和感」を追求した一冊。以前はテレビなどでも仲良く共演していた二人だが、いつからか袂を分かち、Twitterなどでも罵り合いに近いやり取りを続けている。今作について百田さんは自身のTwitterで《『橋下徹の研究』の執筆中、実は何度も橋下氏に哀れを感じた。彼も大阪府知事になった時は理想と夢に燃えていたのかもしれない。しかし「あること」がきっかけとなり、絡みとられ、自由を失ったのかもしれない。金銭的には恵まれても、死ぬまで奴隷のように鎖をつけられた人生なのかもしれない…》と告知。一方で《私や編集者が彼の発言や行動を研究した結果、驚くべき仮説が導き出されました。ただ仮説を証明する証拠がないため、それを書くと、さすがに名誉毀損でやられます。そこでその結論は行間に(見えないインクで)書きました。読者の皆様、しっかりと行間をお読み下さい》と断定はせずに「寸止め」していると述べ、帯にも「橋下さん訴えないでください!」と手を合わせる自身の写真を掲載している。果たして百田さんが言い切れなかった「仮説」とは。

1位『橋下徹の研究』百田尚樹[著](飛鳥新社)

ついに突き止めた違和感の正体!テレビばかり見ている人がこの本を読んだら100%腰を抜かします!圧倒的影響力を誇る日本一のコメンテーター・橋下徹氏の膨大な言動をベストセラー作家・百田尚樹が魂の徹底検証!爆笑!衝撃!驚愕!これは単なる”批判本”ではない!日本に浸透する恐るべき問題をも浮き彫りにする警世の書だ!(飛鳥新社ウェブサイトより)

2位『三流シェフ』三國清三[著](幻冬舎)

37年間続いたグランメゾンを閉じ、僕は70歳で、新たな夢を実現するどんな一皿よりもエモーショナル!料理界のカリスマ・三國シェフの自伝的エッセイ「苦労する覚悟さえあれば、居場所は見つかる」「人は人の苦労をそれほど評価しない」「みんながやりたくないことを機嫌良くやる」。父との漁、ホテルでの鍋洗い、ヨーロッパ修行、30歳での開業、ミシュランとの決別――。時代の寵児といわれ、がむしゃらに突っ走ってきたぼくが、「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店する訳と、これから叶える夢について。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『日々臆測』ヨシタケシンスケ[著](光村図書出版)

みだれとべ! 臆測!さえわたれ! 臆測!ヨシタケシンスケはその日、何を見て、何を思ったのか。その記録。(光村図書出版)

4位『にゃんこ四字熟語辞典2』西川清史[著](飛鳥新社)

5位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

6位『ごりやく歳時記 福運を招く12か月の作法』桜井識子[著](幻冬舎)

7位『にゃんこ四字熟語辞典』西川清史[著](飛鳥新社)

8位『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』チャールズ・M・シュルツ[著]谷川俊太郎[訳]枡野俊明[監修](光文社)

9位『国商 最後のフィクサー葛西敬之』森功[著](講談社)

10位『やまと尼寺 精進日記 3 ひとり生きる豊穣』NHK「やまと尼寺精進日記」制作班[著](NHK出版)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 12月20日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年12月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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