【気になる!】文庫『禅と日本文化 新訳完全版』鈴木大拙著、碧海寿広訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (文化人類学・民俗学) 『禅と日本文化 : 新訳完全版』 著者 鈴木, 大拙, 1870-1966 /碧海, 寿広, 1981- 出版社 KADOKAWA ISBN 9784044006594 価格 1,540円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 【気になる!】文庫『禅と日本文化 新訳完全版』鈴木大拙著、碧海寿広訳 [レビュアー] 産経新聞社 禅の精神を世界に広めた仏教哲学者の大拙が、禅の観点から水墨画、武士道、俳句、茶道といった日本文化の精髄を解き明かした名著。いわば大拙の日本文化論だ。英語圏の読者を想定して「禅とは何か」から語り起こし、平明に説明している。21世紀の日本人にも理解しやすいだろう。 原著が最初に刊行されたのは1938年だが、戦前戦後に数回、増補改訂された。一方、日本では戦前の訳書が広く読み継がれてきたので、海外で一般に読まれているものと違いがあったという。本書は改訂全てを収めた初の完訳。(角川ソフィア文庫・1540円) 2023年1月8日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです KADOKAWA 産経新聞社 鈴木大拙 碧海寿広 禅と日本文化 新訳完全版