20万部突破『にゃんこ四字熟語辞典』 著者は元「文春」の副社長 最新作は『世界金玉考』[ノンフィクションベストセラー]

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 1月11日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『20代で得た知見』が獲得した。
 第2位は『橋下徹の研究』。第3位は『日々臆測』となった。

 4位以下で注目は6位と7位にランクインした『にゃんこ四字熟語辞典』と第二弾『にゃんこ四字熟語辞典2』。四字熟語にあわせた猫の写真が掲載され、猫の可愛さが引き立つとともに勉強にもなると話題。第一弾の発売は2022年3月。第二弾が12月に発売され、発行部数は累計で20万部を超えている。

 著者の西川清史さんは元文藝春秋社の編集者で副社長も務めた人物。退職後は「瘋癲(ふうてん)老人」と自称し文筆業に勤しんでいる。同シリーズ以外にも、下水処理にまつわる謎を追った『うんちの行方』(新潮新書 神舘和則氏との共著)や作家の印影を集めた『文豪と印影』(左右社)など自身の好奇心の赴くままに執筆を行っている。そんな西川さんの最新作は『世界金玉考』(左右社)。生物学的定義から始まり、海外での呼び名、歴史上の人物のエピソード、芸術作品での描かれ方、文豪たちの赤裸々な話、摘出した人の体験談、去勢の歴史、ペットの去勢、さらには「味」の確認まで、2つの玉についてに徹底的に調べ尽くした一冊となっている。

1位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『橋下徹の研究』百田尚樹[著](飛鳥新社)

ついに突き止めた違和感の正体!テレビばかり見ている人がこの本を読んだら100%腰を抜かします!圧倒的影響力を誇る日本一のコメンテーター・橋下徹氏の膨大な言動をベストセラー作家・百田尚樹が魂の徹底検証!爆笑!衝撃!驚愕!これは単なる”批判本”ではない!日本に浸透する恐るべき問題をも浮き彫りにする警世の書だ!(飛鳥新社ウェブサイトより)

3位『日々臆測』ヨシタケシンスケ[著](光村図書出版)

みだれとべ! 臆測!さえわたれ! 臆測!ヨシタケシンスケはその日、何を見て、何を思ったのか。その記録。(光村図書出版)

4位『我慢して生きるほど人生は長くない』鈴木裕介[著](アスコム)

5位『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』チャールズ・M・シュルツ[著]谷川俊太郎[訳]枡野俊明[監修](光文社)

6位『にゃんこ四字熟語辞典2』西川清史[著](飛鳥新社)

7位『にゃんこ四字熟語辞典』西川清史[著](飛鳥新社)

8位『いつか別れる。でもそれは今日ではない』F[著](KADOKAWA)

9位『やまと尼寺 精進日記 3 ひとり生きる豊穣』NHK「やまと尼寺精進日記」制作班[著](NHK出版)

10位『三流シェフ』三國清三[著](幻冬舎)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 1月11日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年1月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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