【気になる!】新書『行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで』大竹文雄著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (経済学・経済事情) 『行動経済学の処方箋』 著者 大竹文雄 [著] 出版社 中央公論新社 ジャンル 社会科学/経済・財政・統計 ISBN 9784121027245 発売日 2022/11/21 価格 924円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書『行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで』大竹文雄著 [レビュアー] 産経新聞社 人間は常に自己の利益を最大化するとの前提に立つ伝統的経済学。だが実際のところ、人々は必ずしも合理的に行動していない。そうした心理的バイアスを考慮して経済活動を分析する行動経済学の立場から、社会のさまざまな問題を改善するヒントを示す。 たとえば、人間は同量の利得と損失では損失の方を大きく評価する。損の確定を嫌うあまり、大損のリスクすら冒しがちだ。すると成功報酬よりも、まず報酬を与え失敗したら取り上げる手法の方が、さらに意欲をあおることになる。日常に応用できる知恵も満載。(中公新書・924円) 2023年1月15日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 中央公論新社 産経新聞社 大竹文雄 行動経済学の処方箋-働き方から日常生活の悩みまで