『人新世の「資本論」』著者が「ゼロからの『資本論』」を発表 NHK「100分 de 名著」で話題[新書ベストセラー]
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- ゼロからの『資本論』
- 価格:1,023円(税込)
1月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』が獲得した。
第2位は『成熟スイッチ』。第3位は『80歳の壁』となった。
4位以下で注目は5位に初登場の「ゼロからの『資本論』」。2020年に発売された『人新世の「資本論」』(集英社)が大きな話題となった気鋭のマルクス研究者・斎藤幸平さんが書いた『資本論』入門書。斎藤さんが出演したNHKの「100分 de 名著」のテキストに加筆した最新の解説書となっている。
7位にランクインした『ぼけの壁』も注目の一冊。昨年12月にトーハンが発表した2022年年間ベストセラー総合部門1位に輝いた『80歳の壁』(幻冬舎)の著者で精神科医の和田秀樹さんが、老後の生活で大切な「ぼけ」との付き合い方を解説した一冊。
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- 日本史を暴く : 戦国の怪物から幕末の闇まで
- 価格:924円(税込)
1位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)
歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)
2位『成熟スイッチ』林真理子[著](講談社)
昨日とは少し違う自分になる「成熟スイッチ」はすぐそこにある――。ベストセラー『野心のすすめ』から9年、人気作家が成熟世代におくる待望の人生論新書。日大理事長就任、「老い」との近づき方など、自身の成熟の現在地を明かしながら、「人間関係の心得」「世間を渡る作法」ほか四つの成熟のテーマについて綴っていく。先輩・後輩世代とのつき合い方、自分の株が上がる「お礼」の方法、会話を面白くする「毒」の入れ方など、著者ならではの成熟テクニックが詰まった一冊!(講談社ウェブサイトより)
3位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)
4位『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』橘玲[著](新潮社)
5位「ゼロからの『資本論』」斎藤幸平[著](NHK出版)
6位『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』田坂広志[著](光文社)
7位『ぼけの壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
8位『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』河合雅司[著](講談社)
9位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)
10位『世界のニュースを日本人は何も知らない4 -前代未聞の事態に揺らぐ価値観-』谷本真由美[著](ワニブックス)
〈新書ランキング 1月17日トーハン調べ〉
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