桑子真帆も驚き 沢木耕太郎が25年をかけた傑作ノンフィクション『天路の旅人』とは クロ現で話題[ノンフィクションベストセラー]
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- Book Bang編集部
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- (自伝・伝記/自己啓発)
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- 天路の旅人
- 価格:2,640円(税込)
1月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『天路の旅人』が獲得した。
第2位は『三流シェフ』。第3位は『20代で得た知見』となった。
1位の『天路の旅人』は昨年10月に発売された沢木耕太郎さんによる大型ノンフィクション。第二次大戦末期、中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人・西川一三氏の旅の真髄に迫った一冊だ。西川一三氏は蒙古人ラマ僧のふりをし、内蒙古からチベット、インド、ブータン、ネパールなどを8年間旅し、インドで逮捕。日本に送り返されてからは自らの旅を記した『秘境西域八年の潜行』を書き上げ、盛岡で商売をしながら2008年に亡くなった。沢木さんは25年前に西川氏に興味を持ち、生前の西川氏と何度も会いインタビューを続けていた。一旦は交流が途絶えたものの、西川氏の没後、彼の妻や『秘境西域八年の潜行』の生原稿に出会い、「この稀有な旅人のことをどうしても書きたい」と執筆を続けたという。
沢木さんは1月10日にNHK総合の「クローズアップ現代」に出演。桑子真帆キャスターのインタビューに応じ《これが仮にノンフィクションの作品としての最後になることがあったとしても何か納得する》と語った。桑子さんも《執念を感じました》と沢木さんが同書にかけた思いに感じ入っていた。インタビュー内容はNHKのウェブサイトでも読むことが出来る。
1位『天路の旅人』沢木耕太郎[著](新潮社)
第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。(新潮社ウェブサイトより)
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- 三流シェフ
- 価格:1,650円(税込)
2位『三流シェフ』三國清三[著](幻冬舎)
37年間続いたグランメゾンを閉じ、僕は70歳で、新たな夢を実現するどんな一皿よりもエモーショナル!料理界のカリスマ・三國シェフの自伝的エッセイ「苦労する覚悟さえあれば、居場所は見つかる」「人は人の苦労をそれほど評価しない」「みんながやりたくないことを機嫌良くやる」。父との漁、ホテルでの鍋洗い、ヨーロッパ修行、30歳での開業、ミシュランとの決別――。時代の寵児といわれ、がむしゃらに突っ走ってきたぼくが、「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店する訳と、これから叶える夢について(幻冬舎ウェブサイトより)
3位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)
人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『我慢して生きるほど人生は長くない』鈴木裕介[著](アスコム)
5位『橋下徹の研究』百田尚樹[著](飛鳥新社)
6位『日々臆測』ヨシタケシンスケ[著](光村図書出版)
7位『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』チャールズ・M・シュルツ[著]谷川俊太郎[訳]枡野俊明[監修](光文社)
8位『いつか別れる。でもそれは今日ではない』F[著](KADOKAWA)
9位『102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』石井哲代[著]中国新聞社[著](文藝春秋)
10位『にゃんこ四字熟語辞典2』西川清史[著](飛鳥新社)
〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 1月17日トーハン調べ〉
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