「3回目以降のワクチン接種はデメリットが大きい」“異端”とされたウイルス学の専門家・宮沢孝幸准教授の新書がベストセラー

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 2月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『ぼけの壁』が獲得した。
 第2位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』。第3位は『80歳の壁』となった。

 4位以下で注目は10位に初登場の『ウイルス学者の絶望』。京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の宮沢孝幸さんがウイルス学の現役研究者としての立場から新型コロナウイルスとワクチンについて語った一冊。宮沢准教授は新型コロナウイルスが蔓延しはじめた初期からTwitterで、わかりやすい言葉を使いながら若者たちに向けて感染防止策を呼びかけていた。ただ同書ではメディアの情報統制と偏向報道で自身の主張が「異端」にされたと訴えており、本の帯には《新型コロナウイルスは「普通の」コロナウイルスになった。3回目以降のワクチン接種はデメリットが大きい――》と書かれている。

1位『ぼけの壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

幸せな老後、残念な老後を左右するのは「ぼけ=脳の老化」。その二大原因は認知症と「老人性うつ」だ。認知症は実は進行がゆっくりで、決して「かかったら人生おしまい」ではない。他方、「老人性うつ」は死に至る病で認知症より怖いとも言えるが、適切に治療すれば治る病気だ。そもそも脳は臓器の中でも頑強にできていて、正しく知ってメンテナンスすれば、ぼけが始まっても簡単には衰えない。ベストセラー『80歳の壁』の著者が、老化を遅らせて明るく前向きに過ごすための、脳の正しい使い方を教えます!

2位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『成熟スイッチ』林真理子[著](講談社)

5位『人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』篠田謙一[著](中央公論新社)

6位『ゼロからの『資本論』』斎藤幸平[著](NHK出版)

7位『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』橘玲[著](新潮社)

8位『脳の闇』中野信子[著](新潮社)

9位『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』田坂広志[著](光文社)

10位『ウイルス学者の絶望』宮沢孝幸[著](宝島社)

〈新書ランキング 2月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年2月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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