予言者トッドの大著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』は独力で読みこなせない? 入門書もベストセラー[新書ベストセラー]

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 3月28日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』が獲得した。
 第2位は『徳川家康 弱者の戦略』。第3位は『成熟スイッチ』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『トッド人類史入門 西洋の没落』。フランスの社会学者エマニュエル・トッド氏の新著だ。トッド氏はこれまでソビエト連邦の崩壊やアラブの春、イギリスのEU離脱やドナルド・トランプ氏の大統領就任などを予見し、”予言者”とも呼ばれる。本書は2022年10月に刊行された『我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上下』(文藝春秋)のガイドでありトッド氏を理解するための入門書にもなっている。同書の担当編集者は『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』について佐藤優氏から《「この本は素晴らしいけれど、独力で読みこなせる人はあまりいないと思う」とご指摘をいただきました》(文春新書noteより)と述べており、本書は《トッドさんの深遠な知的世界の入り口となるような、入門書決定版》(同)として作ったと述べている。

1位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『徳川家康 弱者の戦略』磯田道史[著](文藝春秋)

徳川幕府が二百六十年隠してきた真実を暴く!信長、信玄、そして秀吉。圧倒的な強者を相手にしてきた家康はつねに「弱者」だった。それがなぜ天下人となったのか?そこには弱者だから取り得た戦略、ライバルからの旺盛な「学び」があった。第一人者が家康の実像に迫る。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『成熟スイッチ』林真理子[著](講談社)

昨日とは少し違う自分になる「成熟スイッチ」はすぐそこにある――。ベストセラー『野心のすすめ』から9年、人気作家が成熟世代におくる待望の人生論新書。日大理事長就任、「老い」との近づき方など、自身の成熟の現在地を明かしながら、「人間関係の心得」「世間を渡る作法」ほか四つの成熟のテーマについて綴っていく。先輩・後輩世代とのつき合い方、自分の株が上がる「お礼」の方法、会話を面白くする「毒」の入れ方など、著者ならではの成熟テクニックが詰まった一冊!(講談社ウェブサイトより)

4位『脳の闇』中野信子[著](新潮社)

5位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

6位『トッド人類史入門 西洋の没落』エマニュエル・トッド[著]片山杜秀[著]佐藤優[著](文藝春秋)

7位『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』橘玲[著](新潮社)

8位『ゼロからの『資本論』』斎藤幸平[著](NHK出版)

9位『第三次世界大戦 日本はこうなる』池上彰[著]「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ[著](SBクリエイティブ)

10位『唐-東ユーラシアの大帝国』森部豊[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 3月28日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年4月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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