2023年は「戦前」となるのか? 池上彰解説本『第三次世界大戦 日本はこうなる』が徐々にランクアップ 危機感は高まっているのか[新書ベストセラー]
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- Book Bang編集部
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- (日本史/心理学)
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- 第三次世界大戦 日本はこうなる
- 価格:990円(税込)
4月18日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』が獲得した。
第2位は『成熟スイッチ』。第3位は『脳の闇』となった。
4位以下で注目は5位にランクインした『第三次世界大戦 日本はこうなる』。池上彰さんが第三次世界大戦の可能性と、そのとき日本に訪れる危機について解説した一冊。池上さんは同書の「はじめに」で、危機を煽っているように聞こえるかもしれないが、起きたときに「想定外」という言葉を発しないように済むために、《起きてほしくないし、あってはならないことであっても、事前にさまざまな状況を想定しておくことが必要なのです》と語る。また昨年末に放送されたテレビ朝日系の番組「徹子の部屋」でタレントのタモリさんが2023年について「新しい戦前になるんじゃないですか」と語ったことが話題になったが、池上さんも《戦後がいつまでも戦後であり続けること、戦前と呼ばれないようにするには、どうしたらいいのか。そんなヒントになれば幸いです》と同書に込めた思いを語っている。同書は3月7日の発売以来徐々に注目を集め、トーハンの週間ベストセラー新書部門でも10位、9位、8位ときて5位にランクアップ。多くの人が「第三次世界大戦」の可能性を真剣に考えているといえるのかもしれない。
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- 日本史を暴く
- 価格:924円(税込)
1位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)
歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)
2位『成熟スイッチ』林真理子[著](講談社)
昨日とは少し違う自分になる「成熟スイッチ」はすぐそこにある――。ベストセラー『野心のすすめ』から9年、人気作家が成熟世代におくる待望の人生論新書。日大理事長就任、「老い」との近づき方など、自身の成熟の現在地を明かしながら、「人間関係の心得」「世間を渡る作法」ほか四つの成熟のテーマについて綴っていく。先輩・後輩世代とのつき合い方、自分の株が上がる「お礼」の方法、会話を面白くする「毒」の入れ方など、著者ならではの成熟テクニックが詰まった一冊!(講談社ウェブサイトより)
3位『脳の闇』中野信子[著](新潮社)
ブレない人、正しい人と言われたい、他人に認められたい……集団の中で、人は常に承認欲求と無縁ではいられない。ともすれば無意識の情動に流され、あいまいで不安な状態を嫌う脳の仕組みは、深淵にして実にやっかいなのだ――自身の人生と脳科学の知見を通して、現代社会の病理と私たち人間の脳に備わる深い闇を鮮やかに解き明かす。五年にわたる思索のエッセンスを一冊に凝縮した、衝撃の人間論!(新潮社ウェブサイトより)
4位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
5位『第三次世界大戦 日本はこうなる』池上彰[著]「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ[著](SBクリエイティブ)
6位『徳川家康 弱者の戦略』磯田道史[著](文藝春秋)
7位『80歳の壁[実践篇] 幸齢者で生きぬく80の工夫』和田秀樹[著](幻冬舎)
8位「ゼロからの『資本論』」斎藤幸平[著](NHK出版)
9位『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』橘玲[著](新潮社)
10位『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』田坂広志[著](光文社)
〈新書ランキング 4月18日トーハン調べ〉
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