映画化も決定! 2021年本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』 文庫版が初登場1位 描き下ろし掌編も収録

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 5月30日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『52ヘルツのクジラたち』が獲得した。
 第2位は『結界師の一輪華3』。第3位は『クスノキの番人』となった。

 1位に初登場の『52ヘルツのクジラたち』は2021年本屋大賞を受賞した町田そのこさんの作品。タイトルになっている「52ヘルツのクジラ」とは他のクジラには聞こえない周波数の声で鳴く「世界一孤独なクジラ」のこと。物語も孤独な女性と口がきけない少年が出会うことで始まる。二人が追い込まれた理由や複雑な過去が紐解かれつつ、新しい人生を切り拓いていく感動の物語となっている。文庫版にはカバー裏に描き下ろし掌編が印刷されている。5月19日には町田さんが自身のTwitterで映画化が決定したと発表した。公開は2024年春を予定。

1位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)

二〇二一年本屋大賞第一位。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の新たな魂の物語――。〈解説〉内田 剛(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『結界師の一輪華3』クレハ[著](KADOKAWA)

超特大ヒット中!心ときめく異能×和風ラブロマンス、絆が深まる第3巻。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。(実業之日本社ウェブサイトより)

4位『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

5位『怪物【映画ノベライズ】』坂元裕二[脚本]是枝裕和[監督]佐野晶[著](宝島社)

6位『高校事変 14』松岡圭祐[著](KADOKAWA)

7位『探偵はもう、死んでいる。9』二語十[著](KADOKAWA)

8位『霹靂 惣目付臨検仕る(五)』上田秀人[著](光文社)

9位『後宮の検屍女官5』小野はるか[著](KADOKAWA)

10位『俺は星間国家の悪徳領主!(7)』三嶋与夢[著](オーバーラップ)

〈文庫ランキング 5月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年6月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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