「だまされていてもいいから、『ふるさと』が欲しい」家族も故郷もない3人に「理想のふるさと」への招待状が届く…… NHKでドラマ化予定の浅田次郎のミステリアス・ファンタジー、文庫化でベストセラー1位
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- 母の待つ里
- 価格:825円(税込)
8月6日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『母の待つ里』が獲得した。
第2位は『百年の孤独』。第3位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12』となった。
1位に初登場の『母の待つ里』は浅田次郎さんが〈ふるさと〉を求める都市生活者の〈帰郷〉を描いた物語。都会で成功を果たすも家庭も故郷も持たない3人の男女のもとに〈理想のふるさと〉への招待が届く。〈理想のふるさと〉では名前も知らない〈母〉が、都会で疲れ果てた息子・娘を温かく出迎えてくれる……。現代の日本が抱える様々な問題を背景に、都会人を魅了する謎のビジネスとそれを取り巻く人間模様を描いた感動作だ。
2022年1月に単行本で出版され、待望の文庫版は7月29日に発売された。8月16日からNHKでドラマ版の放送も予定されている。出演は中井貴一さん、松嶋菜々子さん、佐々木蔵之介さん、宮本信子さんら。放送日はNHK BSプレミアム4Kで8月16日(金)夜8:15~9:44 第1話・2話、8月23日(金) 夜8:15~9:44 第3話・最終話。NHK BSで9月21日(土) 夜9:00~10:29 第1話・2話、9月28日(土) 夜9:00~10:29 第3話・最終話となっている。
1位『母の待つ里』浅田次郎[著](新潮社)
40年ぶりに帰るふるさとで待っていたのは、初めて会う〈母〉だった――。大企業の社長として孤独を抱える松永徹。定年と同時に妻から離婚された室田精一。親を看取ったばかりのベテラン女医・古賀夏生。人生に疲れた三人が選んだのは「里帰り」だった。囲炉裏端に並ぶ手料理や不思議な昔話。母と過ごす時間が三人を少しずつ変えていく……すべての人に贈る感涙の物語。ふるさとを、あなたへ。(新潮社ウェブサイトより)
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- 百年の孤独
- 価格:1,375円(税込)
2位『百年の孤独』G.ガルシア=マルケス[著]鼓直[訳](新潮社)
蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長。いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、予言者が羊皮紙に書き残した謎が解読された時、一族の波乱に満ちた歴史は劇的な最後を迎えるのだった。世界的ベストセラーとなった20世紀文学屈指の傑作。(新潮社ウェブサイトより)
3位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)
2年生3学期最後の特別試験が始まる。(カドカワストアより)
4位『N』道尾秀介[著](集英社)
5位『アルジャーノンに花束を〔新版〕』ダニエル・キイス[著]小尾芙佐[訳](早川書房)
6位『爆弾』呉勝浩[著](講談社)
7位『さらば故里よ 助太刀稼業(一)』佐伯泰英[著](文藝春秋)
8位『白鳥とコウモリ(上)』東野圭吾[著](幻冬舎)
9位『大家さんと僕 これから』矢部太郎[著](新潮社)
10位『白鳥とコウモリ(下)』東野圭吾[著](幻冬舎)
〈文庫ランキング 8月6日トーハン調べ〉
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