「ぼくは牛だからもうじき食べられる ひと目お母さんに会いたくて」SNSで話題の食育絵本『もうじきたべられるぼく』が10万部を突破[児童書ベストセラー]

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 9月3日トーハンの週間ベストセラーが発表され、児童書第1位は『もうじきたべられるぼく』が獲得した。
 第2位は『大ピンチずかん』。第3位は『大ピンチずかん2』となった。

 1位の『もうじきたべられるぼく』は絵本アプリに掲載され話題となり、2022年に書籍化された絵本。もうじき食べられてしまう子牛の「ぼく」がお母さんにひと目会おうと牧場まで旅をする。道中、自由に走り回る馬や動物園で愛されるゾウやキリンに思いを馳せる。ついに生まれた牧場に到着したぼくは――。TikTokに投稿された読み聞かせ動画が300万回以上再生され、書籍化に至った。その後も絵本の賞を受賞するなど度々話題となり、10万部を突破するベストセラーとなっている。出版元の中央公論新社の特設サイトには、同書のファンであるという山口もえさんから《ただ泣かせる絵本じゃないのです。 最後の言葉がとても良い!!! 命あるものを頂く大切さを教えてくれる そして自分の命を大切にしようって思わずにはいられません。 切ないけれどとても大切なことをこの一冊が教えてくれます!》との推薦の言葉が掲載されている。

1位『もうじきたべられるぼく』はせがわゆうじ[作](中央公論新社)

号泣必至。ぼくはお母さんと会えるのか――TikTokで300万回再生された泣ける話が待望の書籍化。食育にもおすすめの1冊(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ[作](小学館)

もういつピンチが来ても大丈夫だ!大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。この図鑑は、こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。また、その大ピンチの対処法や、似ている大ピンチ、大ピンチからさらにおそいかかる大ピンチなど、あらゆる方向から大ピンチをときあかします。・・・などといえば、かたい本に聞こえますが、もちろんそうではありません。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、鋭くもあたたかい観察眼と、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊です。(小学館ウェブサイトより)

3位『大ピンチずかん2』鈴木のりたけ[作](小学館)

子どもが大ピンチに陥ってしまったとき、その大ピンチの理由がわかれば、そんなにおそれることはない。進化した『大ピンチずかん2』では、子どもが陥りやすい大ピンチを、大ピンチレベルの順に掲載するのはそのままに、新たに採用した「大ピンチグラフ」で、6つの要素からその理由を解明する。さてきみの大ピンチの原因はなんだろう?ドキドキ?イライラ?それともつらい?(小学館ウェブサイトより)

4位『パンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

5位『つかめ!理科ダマン 1 「科学のキホン」が身につく編』シン・テフン[作]ナ・スンフン[まんが]呉華順[訳](マガジンハウス)

6位『パンどろぼうとほっかほっカー』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

7位『つかめ!理科ダマン 7 みんなで地球を冒険!編』シン・テフン[作]ナ・スンフン[まんが]呉華順[訳](マガジンハウス)

8位『「UMA最強王図鑑」つき 動物最強王図鑑PFP 特別版』實吉達郎[監修]山崎太郎[イラスト](Gakken)

9位『だるまさんが』かがくいひろし[さく](ブロンズ新社)

10位『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

〈児童書ランキング 9月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年9月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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