「和山やまの漫画には、人を夢中にさせる“何か”がある」南沢奈央が「女の園の星」の魅力を力説[コミックスベストセラー]

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 10月16日トーハンの週間ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『呪術廻戦 28』が獲得した。
 第2位は『女の園の星 4』。第3位は『WIND BREAKER(19)』となった。

 2位に初登場の『女の園の星 4』は、『夢中さ、きみに。』(KADOKAWA)で一世を風靡した和山やまさんが描く女子校を舞台にしたコメディマンガ待望の第4巻だ。主人公は女子校の教師・星先生。クールな星先生が無邪気な生徒たちが巻き起こすちょっとした事件に翻弄される姿がコメディタッチで描かれる。全編に渡り独特な掴みどころのない笑いに満ちており、描かれる出来事自体はイベントというほどのものではない日常の延長だが、“最高にくだらない”のに面白いと話題だ。

 俳優の南沢奈央さんはBook Bangの連載「南沢奈央の読書日記」のなかで同書をとりあげている。南沢さんは『夢中さ、きみに。』で和山作品にハマり、「女の園の星」も書店で購入した後に、《家に帰るまで我慢できずに、近くにあった公園の芝生の上で開いた。途中で雨が降り始めたけれど、折りたたみ傘を差しながら一気読みした》と告白。《読めば読むほど、星先生の人物像が見えてきておもしろくなってくる。 星先生を筆頭に、生徒や教師で個性的なキャラクターが次々登場する。だけど、ぶっ飛びすぎずに、”こんな人いそう!”と思える絶妙な加減で描かれていて、見事に作品の中に引き込まれていった。》《和山やまさんの漫画には、やはり人を夢中にさせる“何か”がある。》と作品の魅力を熱く語っている。

1位『呪術廻戦 28』芥見下々[著](集英社)

宿儺の術式没収が叶わず、日車は虎杖らと分断され宿儺と一人対峙する──!!日車の“必死”の剣の一撃は、果たして宿儺に届くのか…!?そして、激戦極まる新宿に辿り着いた“現代の異能”乙骨が、領域を展開し!?(集英社ウェブサイトより)

2位『女の園の星 4』和山やま[著](祥伝社)

爆笑必至な女子高教師の日常を描き、女性コミック誌「FEEL YOUNG」で好評連載中の『女の園の星』最新4巻、2024年10月8日(火)発売!!『このマンガがすごい! 2021』(宝島社)オンナ編第1位、マンガ大賞2023第3位、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門ソーシャル・インパクト賞など各マンガ賞を総なめにし、累計210万部突破!(祥伝社ウェブサイトより)

3位『WIND BREAKER(19)』にいさとる[著](講談社)

絶望の底から這い上がれ。救いの手を差し伸べるのはーー。元風鈴との全面戦争も佳境を迎え、伝説と呼ばれた男、エンドウヤマトと死闘を繰り広げる桜遥。そんな中、戦いを通じて桜を気に入り、手に入れようするエンドウの執念によって窮地に立たされる桜。その身を差し出し仲間を守るか、究極の選択を迫られた桜に待ち受ける運命はーー!(講談社ウェブサイトより)

4位『ぐらんぶる(23)』井上堅二[原作]吉岡公威[漫画](講談社)

5位『アオのハコ 17』三浦糀[著](集英社)

6位『カグラバチ 4』外薗健[著](集英社)

7位『神達に拾われた男 13』蘭々[漫画]Roy[原作]りりんら[キャラクター原案](スクウェア・エニックス)

8位『薫る花は凛と咲く(14)』三香見サカ[著](講談社)

9位『魔法使いの嫁 21』ヤマザキコレ[著](ブシロードワークス)

10位『薬屋のひとりごと 14』日向夏[原作]ねこクラゲ[作画]七緒一綺[構成]しのとうこ[キャラクター原案](スクウェア・エニックス)

〈コミックスランキング 10月16日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年10月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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