絵本『ねないこだれだ』作者・せなけいこさん、追悼コーナーが全国の書店や図書館に 「ノラネコぐんだん」シリーズ第12弾も発売[児童書ベストセラー]

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 11月06日トーハンの週間ベストセラーが発表され、児童書第1位は『パンどろぼうとりんごかめん』が獲得した。
 第2位は『もうじきたべられるぼく』。第3位は『ノラネコぐんだん ピザをやく』となった。

 3位に初登場の『ノラネコぐんだん ピザをやく』は工藤ノリコさんの大人気絵本「ノラネコぐんだん」シリーズ第12弾。2012年に『ノラネコぐんだん パンこうじょう』(白泉社)ではじまった同シリーズは小説、コミック、かるた、トランプ、レシピなど様々な展開をみせている。今作もノラネコぐんだんはいつものようにワンワンちゃんのお店に忍び込み、大騒動を巻き起こす。

 4位以下で注目は8位にランクインした『ねないこだれだ』。著者のせなけいこさんが10月23日に亡くなったことが報じられた。『ねないこだれだ』を含む「いやだいやだの絵本」シリーズはあかちゃんの生活を貼り絵を使った温かみのある画風でユーモラスに描き、世代を超えるロングセラーとなっている。多くの書店や図書館ではせなさんを追悼するコーナーが設置されている。

1位『パンどろぼうとりんごかめん』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

「パンどろぼう」シリーズ待望の第6弾!今度の舞台はくだもの農園!にわとり一家がいとなむコッコ農園へ、パンをとどけにやってきたパンどろぼう。なにものかに農園があらされていることを知り、みまわりにでかけます。「あ!のうえんをあらしているのはおまえたちだな!」「うまそうなパンがあらわれたブヒ」「たべてやるブホ」ピンチにおちいったパンどろぼう。そこに登場したのは―――?最強にして最弱!たよれる(?)ニューヒロイン、参上!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『もうじきたべられるぼく』はせがわゆうじ[作](中央公論新社)

号泣必至。ぼくはお母さんと会えるのか――TikTokで300万回再生された泣ける話が待望の書籍化。食育にもおすすめの1冊(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『ノラネコぐんだん ピザをやく』工藤ノリコ[著](白泉社)

海辺のリゾートにある「ワンワンピザ」は、大人気のピザ屋さん。ノラネコぐんだんが窓からお店をのぞくと、ワンワンちゃんが配達の注文を受けていました。いつものように勝手にお店に忍び込み、力を合わせてピザづくりに励むノラネコぐんだんの姿が、なんともいとおしい!一方、ワンワンちゃんがピザを配達したお客さんの正体はーー!?350万部突破の大ヒットシリーズ第12作。(白泉社ウェブサイトより)

4位『パンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

5位『パンどろぼうとほっかほっカー』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

6位『大ピンチずかん2』鈴木のりたけ[作](小学館)

7位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ[作](小学館)

8位『ねないこだれだ』せなけいこ[さく・え](福音館書店)

9位『パンどろぼうVSにせパンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

10位『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

〈児童書ランキング 11月06日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年11月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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