銀座に王子があらわれ「人魚が逃げた」?! 本屋大賞4年連続ノミネートの青山美智子 最新作が初登場[文芸書ベストセラー]

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 11月19日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『架空犯』が獲得した。
 第2位は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 31』。第3位は『人魚が逃げた』となった。

 3位に初登場の『人魚が逃げた』は4年連続本屋大賞にノミネートされた作家・青山美智子さんの最新作。ある日銀座に王子を名乗る少年があらわれた。「人魚が逃げた」と話す少年はSNSで話題となる。銀座を訪れた5人の男女――12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス――の人生が王子と交わる5つの物語が描かれる。連作短編集となっており、それぞれの物語が繋がり、交錯する。果たして人魚は見つかるのか?今作も『赤と青のエスキース』(PHP研究所)や『鎌倉うずまき案内所』(宝島社)と同じく、ハートウォーミングでやさしい青山さんの世界が堪能できる。

1位『架空犯』東野圭吾[著](幻冬舎)

『白鳥とコウモリ』の世界再び――シリーズ最新作「まるで幽霊を追いかけているようだ」焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。「誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもーー。」(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 31』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

『魔王殺し』への依頼を果たすため、鎖国中の鼬帝国に潜入!?夢幻迷宮崩壊の濡れ衣を着せられ、デジマ島から追放されてしまったサトゥーたち。シガ王国に戻り、壊れたコアの修復をしたり、新たに迷宮を作ったりしていると、『魔王殺し』としての彼にある依頼が名指しで舞い込んでくる。ザイクーオン神殿からのその依頼は、存在が秘匿された都市に眠る神器を奪還してきて欲しいというもの。問題は、他国との交流を絶っている鼬帝国に忍び込まなければならないということで……。ほのぼの異世界観光記、次元を超える三十一巻!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『人魚が逃げた』青山美智子[著](PHP研究所)

僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ、この場所に――。本屋大賞4年連続ノミネート!話題の著者が紡ぐ、新たな代表作。(PHP研究所ウェブサイトより)

4位『婚活マエストロ』宮島未奈[著](文藝春秋)

5位『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社)

6位『気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)』宮部みゆき[著](PHP研究所)

7位『恋とか愛とかやさしさなら』一穂ミチ[著](小学館)

8位『新装版 京都 ものがたりの道』彬子女王[著](毎日新聞出版)

9位『二人一組になってください』木爾チレン[著](双葉社)

10位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

〈文芸書ランキング 11月19日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年11月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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