「人生百年時代! いつまでも元気に自分らしく!」それは絵空事では? 誰もが初体験の“老い”を失敗しないために 久坂部羊氏の新書が売れている[新書ベストセラー]

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 11月19日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』が獲得した。
 第2位は『人生の壁』。第3位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『人はどう老いるのか』。医師で小説家の久坂部羊さんが2023年10月に発表した「老い方」の教科書。高齢者の実態や医療の現実を解説し、老いを前に「次のステージへの準備」をすべきと説き、そのための心の持ちようについて解説している。同書で久坂部さんは「いつまでも元気に」を目指すようなお気楽な健康情報には踊らされず、老いていく現状を肯定し、達観した方が上手く老いることができると説いている。同書は11月9日に朝日新聞の「売れてる本」に取り上げられ話題となった。評者は酒井順子さん。

1位『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』荒木飛呂彦[著](集英社)

世界の16の国と地域で翻訳刊行されるなど、いまや古典となった『荒木飛呂彦の漫画術』(集英社新書)から10年。
だが、ある時、『漫画術』を読んで漫画家になった人もいるとしたら、「もうちょっと深い話も伝えておかなければならないのではないか」と、荒木は考えた。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズをはじめとした荒木作品に登場する名悪役たちの魅力とリアリティはどのように生まれるのか?漫画の王道を歩み続けるために必要なことは?いまだ語られなかった、漫画家・荒木飛呂彦の「企業秘密」を掘り下げた、新・漫画術。(集英社ウェブサイトより)

2位『人生の壁』養老孟司[著](新潮社)

生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。どう上手にかわすか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「人の気持ちは論理だけでは変わらない」「居心地の良い場所を見つけることが大切」「生きる意味を過剰に考えすぎてはいけない」――自身の幼年期から今日までを振り返りつつ、誰にとっても厄介な「人生の壁」を越える知恵を正面から語る。(新潮社ウェブサイトより)

3位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社)

「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。(集英社ウェブサイトより)

4位『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』坂本貴志[著](講談社)

5位『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』麻田雅文[著](中央公論新社)

6位『カラー版 西洋絵画のお約束 謎を解く50のキーワード』中野京子[著](中央公論新社)

7位『人はどう老いるのか』久坂部羊[著](講談社)

8位『学力喪失 認知科学による回復への道筋』今井むつみ[著](岩波書店)

9位『答え合わせ』石田明[著](マガジンハウス)

10位『加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか』仁藤敦史[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 11月19日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年11月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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