【小倉智昭さん追悼】子どもの頃につけられた「酷いあだ名」が悔しくて…実は克服してなかった吃音など、小倉さんが自著で明かしていた「本音」とは
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小倉智昭さん
コンプレックスをバネにして――というのはよく使われるフレーズだが、77歳で亡くなった小倉智昭さんの人生は、まさにそれを地で行くものだと言えそうだ。
小倉さんといえば、長年MCをつとめた「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)のオープニングトークを思い出す方もいらっしゃるだろう。その時々のテーマについて、自由に流暢に、ときおり毒もまじえながらフリートークを展開する。その様子からは、吃音に悩んだ子供時代があるなどとは信じがたい。
吃音から「酷いあだ名」をつけられ、涙を流すほど悔しい思いをした小倉少年は、どのようにして乗り越えたのか。年の離れた友人である古市憲寿さん(39)を聞き手にして、人生や仕事論をたっぷりと語った著書『本音』で振り返りたい(以下、引用は同書より。3月11日配信の記事をもとに再編集しました。小倉さんのご冥福をお祈り致します)。
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「ドモキン」に深く傷付いた幼少期の小倉さん…「どもりはうつる」という偏見も
幼少期、吃音が「悔しくて悔しくて」仕方がなかった小倉さんは、だからこそ「しゃべる商売に就きたいと思った」のだという。
立て板に水という調子のトークぶりからすれば、吃音を完全に克服したと誰もが思うところだ。しかし、実はそんなことはないのだという。
「いや、克服はしていないんです。今でも、女房と話したり、マネジャーと話したり、気を緩めて話したりするときは、もうすごいよ。録音を聞き直すと、ああ、こんなに俺どもるんだって思うくらい。番組でも、自分の想定しなかったことが突然起こった場合、必ず頭の言葉がつかえますね。出てこない。
そう見えないのは、普段はいろいろなことを想定して身構えているから。だから気楽に話しているようだけど、案外気楽に話してないんだよ。呼吸法とか発声を考えておかないと、やっぱりすぐ、どもってしまうんで」
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秋田に生まれた小倉さんは、父親の仕事の関係で小学2年生の時に東京に引っ越す。これもまた悩みを深刻にしたようだ。
「転校したものの、口から出るのは100%秋田弁でしょ。ラジオしかない時代で、そのラジオは親父が浪曲を聞くためのものだと思っていた。だから標準語の放送って聞いたことがなかったんだ。
だから本当に標準語が全く分からない状態。
しかも引っ越してきた頃、小学生のときは、それこそア行が駄目だったのよ。でも自分は『秋田の小倉』でしょう。自己紹介からつまずくのよ。『秋田から来ました~』って言うことができない。
それでついたあだ名が『ドモキン』だったんだ。目がギョロギョロしていてデメキンみたいなうえにドモっていたから。うまいことつけるよね」
今だから笑いながら振り返れるが、少年の心は深く傷ついていた。
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