年間おすすめ本ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2024-2025」決定!「成瀬」の快進撃止まらず
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- 成瀬は信じた道をいく
- 価格:1,760円(税込)
株式会社ブックウォーカーが運営する日本最大級の読書コミュニティー「読書メーター」による、年間おすすめ本ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2024-2025」が12月16日(月)に発表された。
同ランキングは、2024年9月までの1年間に発売した書籍を対象に、読んだ本の登録数やレビューの投稿率を集計して選出された20作品の中から読者投票によって選ばれたベスト10を公開している。
今年の総合1位に選ばれたのは、滋賀県大津市を舞台にした宮島未奈さんの大人気シリーズ第2弾『成瀬は信じた道をいく』(新潮社)。昨年1位の『成瀬は天下を取りにいく』に続く成瀬シリーズが2年連続で受賞した。
主人公は、前作より少し大人びた成瀬あかり。高校生から大学生へ、その成長と共に広がる成瀬の世界と交友関係が描かている。成瀬の良き理解者であり、ふたりでお笑いコンビ「ゼゼカラ」を組んでいる幼馴染の島崎も再登場。パワーアップして帰ってきた続編でも、成瀬ワールドは止まらない!
宮島未奈さん
今回の発表を受けた著者の宮島さんは、「『成瀬は天下を取りにいく』に続く2年連続での受賞、夢のようにうれしいです。成瀬のおかげで、今年は太田光さんとの対談、ミスターSASUKE山田勝己さんとの共演、埼玉西武ライオンズの始球式など、昨年の今ごろには想像もしなかった経験をしてきました。先日、京都の哲学の道を歩いていたところ、西田幾多郎先生の「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行なり」の歌に行き当たりました。その教えのとおり、今後も成瀬とともに信じた道を歩んでいきたいです。投票してくださった皆さま、ありがとうございました」と喜びのコメントを寄せた。
宮島さんは、1983年静岡県富士市生まれ。京都大学文学部卒。2021年に「ありがとう西武大津店」で第20回「R-18文学賞」を受賞し、同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビューした。本作の舞台である滋賀県大津市に在住している。
2位にはNHKドラマ原作で話題の『宙わたる教室』(伊与原新・著、文藝春秋)、3位には4大ミステリランキングを制覇した『地雷グリコ』(青崎有吾・著、KADOKAWA)がランクイン。
総合ランキング詳細は、以下の結果となった。
1位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈(新潮社)
2位『宙わたる教室』伊与原新(文藝春秋)
3位『地雷グリコ』青崎有吾(KADOKAWA)
4位『スピノザの診察室』夏川草介(水鈴社)
5位『わたしの知る花』町田そのこ(中央公論新社)
6位『ともぐい』河﨑秋子(新潮社)
7位『spring』恩田陸(筑摩書房)
8位『なれのはて』加藤シゲアキ(講談社)
9位『笑う森』荻原浩(新潮社)
10位『一線の湖』砥上裕將(講談社)
本好きが選んだイチオシの1冊「読書メーター OF THE YEAR 2024-2025」
「読書メーター OF THE YEAR」は、日本最大級の読書コミュニティー「読書メーター」が主催する年間おすすめ本ランキング。今年は、2024年9月までの1年間に発売した書籍を対象に、読んだ本登録数やレビュー投稿率を集計して選出された20作品の中から読者投票によって選ばれた。
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