マンガ家と小説家の二足のわらじ 土屋うさぎの「このミス」大賞受賞作『謎の香りはパン屋から』が初登場1位[文芸書ベストセラー]
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- 謎の香りはパン屋から
- 価格:1,650円(税込)
1月15日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『謎の香りはパン屋から』が獲得した。
第2位は『架空犯』。第3位は『近畿地方のある場所について』となった。
1位に初登場の『謎の香りはパン屋から』は宝島社が開催する『このミステリーがすごい!』大賞 第23回の受賞作。大阪府豊中市にあるパン屋を舞台にアルバイトで漫画家志望の大学生・市倉小春が「日常の謎」を解き明かす連作ミステリ。「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」などパンをタイトルにした短編が並び、パン屋に持ち込まれる数々の謎と美味しそうなパンの魅力が味わえる。作者の土屋うさぎさんは現役のマンガ家兼マンガアシスタントでもあり、2024年には「ジャンプ SQ.RISE 2024 SPRING」に「ORB」というお嬢様がラップに挑むコメディ作品も掲載されている。書評家の大森望さんは本作について《生き生きした会話とテンポのいいストーリーテリング、なにより全体を包む空気感が魅力的で、人柄ならぬ“小説柄”がいい》(同賞選評より)と評している。装画は「約束のネバーランド」の作画で知られる出水ぽすかさんが担当している。
1位『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ[著](宝島社)
謎はクロワッサンのように折り重なり、カレーパンのように刺激的!パン屋さんでの〈日常の謎〉を解く“美味しい”ミステリー(宝島社ウェブサイトより)
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- 架空犯
- 価格:2,420円(税込)
2位『架空犯』東野圭吾[著](幻冬舎)
『白鳥とコウモリ』の世界再び――シリーズ最新作「まるで幽霊を追いかけているようだ」焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。「誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもーー。」(幻冬舎ウェブサイトより)
3位『近畿地方のある場所について』背筋[著](KADOKAWA)
情報をお持ちの方はご連絡ください 近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社)
5位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)
6位『二人一組になってください』木爾チレン[著](双葉社)
7位『地雷グリコ』青崎有吾[著](KADOKAWA)
8位『任侠梵鐘』今野敏[著](中央公論新社)
9位『恋とか愛とかやさしさなら』一穂ミチ[著](小学館)
10位『カフネ』阿部暁子[著](講談社)
〈文芸書ランキング 1月15日トーハン調べ〉
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