一つの島に29の神社 対馬を舞台とした歴史ミステリ 高田崇史のQEDシリーズ最新刊が初登場1位[ノベルスベストセラー]

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 1月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノベルス第1位は『QED 恵比寿の漂流』が獲得した。
 第2位は『天使たちの課外活動11 星と大地の芸能祭』。第3位は『岸辺露伴は嗤わない 短編小説集』となった。

 1位に初登場の『QED 恵比寿の漂流』は高田崇史さんによる歴史ミステリ「QED」シリーズの最新刊。現代の殺人事件を追いながらに古代の謎に迫る同シリーズ。今作では幾多の神社仏閣に守られた、神の坐す島・対馬が舞台。冒頭から首を切り落とされた遺体がみつかる展開で、“シリーズ最驚”と銘打たれている。

 高田さんは1月に講談社より発売されたオムニバス作品集『だから捨ててと言ったのに』(講談社)にも参加している。同作は25人の著者が全く同じ一行目から書き出したショートショート25編が収録されている。高田さんの作品「吊るし柿の家」も「だから捨ててと言ったのに」とはじまり、陰惨な物語が展開する。他に皆川博子さん、背筋さん、芦沢央さん、最果タヒさん、麻耶雄嵩さんらも参加している。

1位『QED 恵比寿の漂流』高田崇史[著](講談社)

対馬。海神の島、神の坐す島。数多の神社仏閣に守られるその島で起きた奇怪な殺人事件。一人目の被害者は皮袋に入れられていた。二人目は小舟に乗せられていた。共通するのは、首を切り落とされていたこと。三人目の被害者は発見時には息があり、「さいきょう、くぎょう」と言い残した。ダイイングメッセージに託された事件の真実と本質を膨大な知識と推理力で桑原崇が解き明かす!(講談社ウェブサイトより)

2位『天使たちの課外活動11 星と大地の芸能祭』茅田砂胡[著](中央公論新社)

ルウのカミハラが炸裂し、惑星トゥルークの楽聖サーナン・ドルガンが連邦大学惑星に出向くことに。ドルガンという高位僧侶の初の渡航ということで、トゥルークの僧院関係者は大騒ぎで……。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『岸辺露伴は嗤わない 短編小説集』柴田勝家[著]荒木飛呂彦[原作](集英社)

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。類稀なる好奇心を持つ男が出会う、この世ならざる奇怪な出来事とは……!? 露伴がイタリアで手に入れた”何の変哲もない”人形の正体(曰くのない人形)。美しい庭園に潜む恐ろしい秘密(ペア・リペア)。ある過疎地に伝わる、一生に一度だけ見ることのできる神事(不見神事)。露伴の作品を愛する、ひとりのファンの奇譚(ファン・鏑木八平太の場合)。 4つの物語を収録した小説集。(集英社ウェブサイトより)

4位『アオのハコ Prologue』三浦糀[原作]七緒[小説](集英社)

5位『【推しの子】 ~二人のエチュード~』赤坂アカ[著]横槍メンゴ[著]田中創[小説](集英社)

6位『プロポーズ日和 ベティ・ニールズ・コレクション』ベティ・ニールズ[著]片山真紀[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

7位『スペイン富豪の花嫁の家出』ケイト・ヒューイット[作]松島なお子[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

8位『忘れられた秘書の涙の秘密 ハーレクイン・ロマンス~純潔のシンデレラ~』アニー・ウエスト[作]上田なつき[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

9位『修道院から来た花嫁 ハーレクイン・ロマンス・プレミアム~リン・グレアム・ベスト・セレクション~』リン・グレアム[著]松尾当子[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

10位『身重の花嫁は一途に愛を乞う ハーレクイン・ロマンス~純潔のシンデレラ~』ケイトリン・クルーズ[作]悠木美桜[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

〈ノベルスランキング 1月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年1月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク