新潮文庫「マイブック」を詳しく解説! 超シンプルな「日付と曜日だけ」の白い本が「ライフログ」投稿で大ヒット
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なぜ『マイブック―2025年の記録―』が大流行?
1999年の秋に初めて刊行されて以来、多くの方に手帳や日記として親しまれてきた『マイブック』。ロングセラーとして25周年を迎えた同書は、2025年版でブームが一挙に拡大し、全国の書店から在庫が消えてしまうほどの人気となりました。
ブームの火付け役となったのは、動画投稿サイトのTikTokです。TikTokで「マイブック」と検索すると、投稿がズラリと並びます。特に人気なのが、「日記」としての使用法。
日々感じたことや、残しておきたい出来事をシンプルに書きとめ、シェアする投稿に共感が集まっています。こうした記録を「ライフログ」といい、数年前から人気が高まっていました。
この「ライフログ」に活用されたのが『マイブック』です。縦書きも横書きもできて、絵も描けるような自由度の高さと、日付と曜日以外は白紙というシンプルさが動画や写真にしたときに映え、『マイブック』の投稿が一気に広がりました。
TikTokで「マイブック」を検索すると沢山の投稿がヒット
『マイブック』の使い方アイディア
手に入れてみたものの、どんな使い方をすればいいのか迷ってしまう……という方へ! 使い方をご紹介します。
■夫婦の「交換日記」に(鈴木おさむさん・大島美幸さん)
結婚23年目となる、お笑い芸人トリオ「森三中」の大島美幸さんと、元放送作家の鈴木おさむさんは、結婚3年目に『マイブック』を使用して交換日記をスタートしたそうです。どんなに仕事が忙しくとも、マイブックに書き込んでいる時間は「相手のことを強烈に思う3分間」で、「夫婦をくっつけてくれる糊」のような存在だといいます。
【鈴木おさむさんのインタビューで詳しく読む】
■ペットとの日々を記録する「ペット日記」にも
新潮文庫の公式アカウントがSNSで提案していたのは、写真を使用した「ペット日記」としての使い方。自由度の高い『マイブック』は、大切な家族であるペットと過ごす貴重な日々を記録するのにもピッタリですね。
新潮文庫の公式Xアカウントより
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