「逃げちゃダメだ」? いや、逃げていいんです ヨシタケシンスケ流の処世術『にげてさがして』が1位[児童書ベストセラー]

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『にげてさがして』

 2月12日トーハンの週間ベストセラーが発表され、児童書第1位は『にげてさがして』が獲得した。
 第2位は『ピカチュウと うみのたからさがし』。第3位は『大ピンチずかん2』となった。

 1位に初登場の『にげてさがして』はヨシタケシンスケさんによる絵本。誰かからひどいことをされてしまったとき、困難なことがあったとき、「逃げちゃダメ」と言われることが多いけど、どうするかは自分で決めていい。君の足はやばいものから逃げるためについている。優しくしてくれる人や、わかってくれる人――新しい可能性をさがして、にげて、うごいて。子どもだけでなく、人間関係に悩むすべての人に伝えたいヨシタケさん流の処世術だ。同作は2021年に赤ちゃんとママ社より刊行された作品の新装版。ポプラ社からは他社で刊行されていた『ヨチヨチ父』『もしものせかい』の新装版も発売されている。

1位『にげてさがして』ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

「逃げちゃダメ」と言われることが多いけど「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもいい。それがこの本です。(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『ピカチュウと うみのたからさがし』まつおりかこ[作]小学館集英社プロダクション[企画・監修](小学館)

みんなでたのしくうみあそび!ポケットモンスター公式ベビーブランド「モンポケ」の大人気絵本シリーズ第3弾です。お宝を探してピカチュウたちが大冒険! 新しいともだちのポッチャマとともに、みんなで島のあちこちを探検します。まっくらな洞窟に、にぎやかな浜辺、そして美しい海の中。ピカチュウたちは、もんぽけじまに隠されたお宝を見つけることができるのでしょうか?(小学館ウェブサイトより抜粋)

3位『大ピンチずかん2』鈴木のりたけ[作](小学館)

大ピンチグラフ採用で大ピンチが丸わかり!子どもが大ピンチに陥ってしまったとき、その大ピンチの理由がわかれば、そんなにおそれることはない。進化した『大ピンチずかん2』では、子どもが陥りやすい大ピンチを、大ピンチレベルの順に掲載するのはそのままに、新たに採用した「大ピンチグラフ」で、6つの要素からその理由を解明する。さてきみの大ピンチの原因はなんだろう?ドキドキ?イライラ?それともつらい?(小学館ウェブサイトより)

4位『パンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

5位『パンどろぼうとりんごかめん』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

6位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ[作](小学館)

7位『ちょっぴりながもち するそうです』ヨシタケシンスケ[著](白泉社)

8位『つかめ!理科ダマン 8 「昆虫のふしぎ」を探れ!編』シン・テフン[作]ナ・スンフン[まんが]呉華順[訳](マガジンハウス)

9位『パンどろぼうとほっかほっカー』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

10位『このあと どうしちゃおう』ヨシタケシンスケ[著](ブロンズ新社)

〈児童書ランキング 2月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年2月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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