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- 日本が心配
- 価格:990円(税込)
2月26日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』が獲得した。第2位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、第3位は『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』となった。
4位以下で注目は6位に初登場の『日本が心配』。養老孟司さんが来たる南海トラフ地震について、各分野の専門家と対談し、地震発生時や発生後に日本がどうなるかを考えた一冊。対談相手は、地震学の専門家で京都大学名誉教授の尾池和夫さん、都市工学の専門家で減災まちづくりを研究する東京大学先端科学技術研究センター教授の廣井悠さん、小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソンさん、動植物の調査・撮影を行う自然写真家の永幡嘉之さん。養老さんはまえがきで、対談により明確な答えが得られたわけではないものの、《多くの読者がそれぞれご自分の具体的な事情のうえで想像力を十分に働かせて、天災後の日本社会を考えながらお読みくださればと思う》と述べている。
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- 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する
- 価格:1,100円(税込)
1位『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』成田悠輔[著](文藝春秋)
お金の夢から醒めろ 株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮!貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。(文藝春秋ウェブサイトより)
2位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社)
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。(集英社ウェブサイトより)
3位『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』麻田雅文[著](中央公論新社)
日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり、戦後を見据えた戦争だった。これまでソ連の中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国のソ連への参戦要請から各地での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。(中央公論新社ウェブサイトより)
4位『続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実』吉田裕[著](中央公論新社)
5位『人生の壁』養老孟司[著](新潮社)
6位『日本が心配』養老孟司[著](PHP研究所)
7位『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』NHKスペシャル取材班[著](NHK出版)
8位『東大生に教える日本史』本郷和人[著](文藝春秋)
9位『論理的思考とは何か』渡邉雅子[著](岩波書店)
10位『女80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
〈新書ランキング 2月26日トーハン調べ〉
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