シジュウカラは「言葉」を話していた 「林修の今知りたいでしょ!」で話題 動物言語学者・鈴木俊貴による科学エッセイが5万部突破[ノンフィクションランキング]

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 2月26日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『僕には鳥の言葉がわかる』が獲得した。第2位は『対馬の海に沈む』、第3位は『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』となった。

 1位に初登場の『僕には鳥の言葉がわかる』はメディア出演で注目を集める動物言語学者の鈴木俊貴さんによる科学エッセイ。鈴木さんはシジュウカラの鳴き声が言葉であることを世界ではじめて解明した。この発見に至る実験過程や、研究者としての道を歩むようになるまでの経緯、研究生活のエピソードなどが語られている。2月8日放送のテレビ朝日系バラエティ番組「林修の今知りたいでしょ!」に出演しシジュウカラたちが警戒の言葉を掛け合うシーンを解説した。また2月21日放送のTBS系バラエティ番組「ひるおび」にも出演し、スタジオを沸かせていた。1月23日の発売からわずか2週間で5万部を突破したという。同書の巻末にはシジュウカラの鳴き声が聞ける二次元コードがついており、実際に鳥たちの「言葉」を聞くこともできる。

1位『僕には鳥の言葉がわかる』鈴木俊貴[著](小学館)

ようこそ シジュウカラの言葉の世界へ 山極壽一先生(総合地球環境学研究所所長)絶賛! 「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは 現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」(小学館ウェブサイトより)

2位『対馬の海に沈む』窪田新之助[著](集英社)

JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。 執拗な取材の果て、辿り着いたのは、 国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。 【あらすじ】 人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………?職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。(集英社ウェブサイトより抜粋)

3位『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

やさしく、やわらかく、面白く 日本経済に警鐘を鳴らす本 ザイム真理教はいかにして生まれ、 どう国民生活を破壊してきたのか?(フォレスト出版ウェブサイトより)

4位『ゆるり 愛しのひとり旅』おづまりこ[著](文藝春秋)

5位『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

6位『新版 しっぽのお医者さん3』ねこまき[著](日刊現代)

7位『今日もネコ様の圧が強い』うぐいす歌子[著](KADOKAWA)

8位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

9位『老いはヤケクソ』佐藤愛子[著](リベラル社)

10位『きっと明日はいい日になる』田口久人[著](PHP研究所)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 2月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年3月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク