連続猟奇殺人犯は3件目の犯行だけを否認した…… 「どんでん返しの帝王」中山七里が描く鑑定サスペンスがランクイン[文庫ベストセラー]
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- 鑑定人 氏家京太郎
- 価格:803円(税込)
3月4日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『教誨』が獲得した。
第2位は『青い壺』、第3位は『変な絵』となっている。
4位以下で注目は5位にランクインした『鑑定人 氏家京太郎』。『さよならドビュッシー』(宝島社)や『護られなかった者たちへ』(NHK出版)で知られ、「どんでん返しの帝王」の異名を持つミステリ作家の中山七里さんが2022年に発表したサスペンス小説の文庫版。民間の科学捜査鑑定所の所長・氏家京太郎を主人公に、連続猟奇殺人の真相に迫る物語。3人の女性が殺害され、子宮が持ち去られるという凄惨な事件が起きた。捕まった容疑者の弁護を担当する弁護士から、鑑定の依頼が氏家に舞い込んだ。犯人は3件目の犯行は自分の仕業ではないと主張しているという。だが検察側が提示した鑑定通知書には不可解な点があり……。今作でも衝撃のラストが待ち受けている。新シリーズの第一作と銘打たれており、第二弾『氏家京太郎、奔る 鑑定人 氏家京太郎』(双葉社)が3月19日に発売予定となっている。
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- 教誨
- 価格:891円(税込)
1位『教誨』柚月裕子[著](小学館)
女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説!どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。――柚月裕子(小学館ウェブサイトより)
2位『青い壺』有吉佐和子[著](文藝春秋)
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇
(文藝春秋ウェブサイトより)
3位『変な絵』雨穴[著](双葉社)
シリーズ累計120万部突破のミリオンセラー小説『変な絵』が待望の文庫化!49ページに及ぶ物語の前日譚『続・変な絵』と『ナゾ解きゲーム』も特別収録!オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、投稿者の妻“ユキ”が描いた「絵」が掲載されていた――。『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』……いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!今、最も注目を集めるミステリー作家、雨穴が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!※購入者「全員特典」として、雨穴による第一章「風に立つ女の絵」オモコワ朗読動画(1時間)つき!(双葉社ウェブサイトより)
4位『百鬼夜行抄 21』今市子[著](朝日新聞出版)
5位『鑑定人 氏家京太郎』中山七里[著](双葉社)
6位『野火、奔る』あさのあつこ[著](光文社)
7位『チンギス紀 五 絶影』北方謙三[著](集英社)
8位『その復讐、お預かりします』原田ひ香[著](双葉社)
9位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)
10位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)
〈文庫ランキング 3月4日トーハン調べ〉
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