作家・三島由紀夫を読み解く決定版 『21世紀のため三島由紀夫入門 』試し読み

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2025年は昭和元年から100年、そして三島由紀夫生誕100年の記念イヤーです。

令和の現代に、あらためて三島の作品と人生を読み解く1冊『21世紀のため三島由紀夫入門』が完成しました。作品案内の担当は平野啓一郎さん。井上隆史さんは衝撃の死へと至る人生を辿っています。

そして美輪明宏さん、横尾忠則さん、高橋睦郎さん、さらには坂東玉三郎さんが三島を語りました。

貴重写真も満載! ミシマ入門の最新版にして決定版、その冒頭部を試し読みとして公開します。

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平野啓一郎(ヒラノ・ケイイチロウ)
1975年、愛知県生れ、北九州市出身。小説家。京都大学法学部在学中の1998年、中世ヨーロッパを舞台にした「日蝕」によりデビュー。同作は翌年、第120回芥川賞を受賞した。『葬送』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞)、『ある男』(読売文学賞)など著書多数。20年以上にわたり書き継いできた論考を集大成した『三島由紀夫論』(2023年)は、小林秀雄賞を受賞している。

井上隆史(イノウエ・タカシ)
1963年、神奈川県生れ。白百合女子大学文学部教授。山中湖文学の森・三島由紀夫文学館研究員。専門は日本近代文学。『決定版 三島由紀夫全集』編集協力。三島文学研究をリードする一人。著書に『三島由紀夫の愛した美術』(宮下規久朗との共著)、『三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』』、『大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」』など。『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』(2020年)で読売文学賞、やまなし文学賞を受賞した。

新潮社
2025年4月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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株式会社新潮社のご案内

1896年(明治29年)創立。『斜陽』(太宰治)や『金閣寺』(三島由紀夫)、『さくらえび』(さくらももこ)、『1Q84』(村上春樹)、近年では『大家さんと僕』(矢部太郎)などのベストセラー作品を刊行している総合出版社。「新潮文庫の100冊」でお馴染みの新潮文庫や新潮新書、新潮クレスト・ブックス、とんぼの本などを刊行しているほか、「週刊新潮」「新潮」「芸術新潮」「nicola」「ニコ☆プチ」「ENGINE」などの雑誌も手掛けている。

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